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4.8注目のウェルター級頂上対決まであとわずか 佐々木尽と小原佳太に聞く勝ち負けのシナリオ

2023年4月5日 16時34分

 8日に東京・有明アリーナで行われる「Prime Video Presents Live Boxing」第4弾。注目カードが並ぶ中、ウェルター級の日本人対決にもボクシングファンの熱い視線が注がれている。佐々木尽(八王子中屋)か、それとも小原佳太(三迫)か――決戦を前に、両者に同じ質問をぶつけてみた。《ボクシング・ビート4月号より》

佐々木尽

Q1 試合が決まった感想は?

佐々木 ワクワクが止まらなかったです。いい流れできているなと。こんなに早く実現するとは思っていなかった。いずれは国内で1位を決めようという雰囲気にさせたかったんです。

小原 相手どうこうではなく、大きな興行で海外にも配信されるのがとても楽しみです。(試合を受けた)一番の理由はアマゾンプライムです。そうじゃなければ? やらなかったです。

Q2 この試合にはどんな意義がありますか?

佐々木 圧倒的に勝たないといけない試合です。小原選手は世界レベルで敗れています。ということは、あれぐらいの差を自分も示さないと世界にアピールできない。ここでどっこいどっこいの試合をしていたら、世界から注目されないと思う。でも自分の試合は負けるのもアッサリ、勝つのもアッサリだと思います。

小原 海外に配信されて、海外戦につながるというのが第一。二つ目は、僕と競り合うのは豊嶋(亮太)だと思っていたんですが、その豊嶋に勝った佐々木君。映像を観て、強く、苦手タイプだと思いました。そういう選手をしっかり自分のボクシングで圧倒したい、自分の強さをアマゾンプライムで知ってもらう。

Q3 発表会見で初めて会った印象は?

佐々木 思ったより体が大きな方でした。ウェルター級でギリギリぐらいの、しっかりとした体つきだなと思いました。

小原 あいさつもしっかりしてくれて、落ち着いた普通の青年でした。なので会見がスタートしてビックリしました(笑い)。

Q4 相手のボクシングで感心するところは?

佐々木 独特なリズム感とステップワーク。行くぞ行くぞと見せかけて行かないとか、それがすごい。それと右の使い方です。ストレートやアッパーがノーモーションでスパーンと入ってくる。ハンドスピードが速いわけじゃないと思うんですが、モーションと力みがない状態で打ってくるので、対峙すると相当速いと思います。

小原 ジャブの打ち方がしっかりしていて、左フックも巻き込んで勢いよく打つので、いいと思います。ただこの前の豊嶋戦だけでは、右パンチのほうは分からないですね。

小原佳太

Q5 どんな試合をしたい?

佐々木 スパーリングのような試合をしたいです。練習のままをリングに持っていきたい。

小原 追いかけられるとは思いますが、アウトボクシングを過度にするつもりはありません。したとしても捕まると思います。適度な距離でしっかり打って、効かせたい。

Q6 試合の結果予想。

佐々木 予想は……正直言ったら3ラウンドぐらいでKO。1ラウンドでKO勝ちと言いたいんですが、そんなに簡単に決まらないと思うんですよ。行っても小原選手はキャリアがあるので危ない。キャリアを積み重ねてきた強さがあるので。1ラウンドで行こうとして自分が倒されるかもしれないし。もちろん理想であって、準備はしっかりやります。

小原 中盤KOです。2ラウンド以内はないですね。僕、負ける時は2ラウンドで負けているので、2ラウンドまで慎重です(笑い)。

Q7 自分が想像する敗北のパターンは?

佐々木 ステップでさばかれて、ジャブを突かれて、自分が嫌がって入っちゃったところに右ストレートやアッパー。それでダウンを取られたりするのがダメなパターンだと分かっているので、絶対にそうならないような練習をしています。試合でそうならない自信はあるんです。

小原 左フックを合わせられて一撃で倒れる。僕が(豊嶋ほど)近くでやることはありませんが、左フックを相打ちや打ち終わりに僕だけがもらって倒れるという感じですかね。

Q8 勝った後のプランを聞かせてください。

佐々木 日本は敵がいない状態にして、世界ランカーに挑んで、上位にドンドン勝って世界タイトルに行けたらいいです。今年はすごいです。

小原 分からないです。

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