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関東大学リーグ戦開幕 前年優勝の東洋大が好発進 東農大は日大に5-4勝ち

2023年5月14日 11時12分

先週の関西学生リーグ戦に続き関東も開幕――。76回目となる関東大学ボクシングリーグ戦が13日後楽園ホールで1日目(第1週)の1部2部それぞれ3試合を行った。1部では昨年優勝の東洋大学が、入替戦で勝ち今季から1部に昇格した法政大学に8-1で快勝。昨年2位の東京農業大学は同じく5位の日本大学に5-4と僅差の勝ち。昨年3位の駒澤大学は4位の拓殖大学に6-3と、前年の上位チームが順当に勝利を飾っている。

東洋大の古藤(右)は5-0勝ちで先陣を切った

2連覇を狙う東洋大は、昨年新人ながら活躍したミニマム級古藤昇大が金澤大和を5-0判定で降し幸先よいスタートを切ると、フライ級では新入生の好浦郷介(国体王者)が溝口勢十朗を4-1判定で制しチームを勢いづかせた。勝利を決めた5勝目はL・ウェルター級。由良謙神が法大の松久優作を初回に倒しKO勝ちし、その後の重量級も田中空や堀池空希ら昨年の優勝に貢献したメンバーが勝利した。

一方の2部から5年ぶりに1部に戻った法大は「1勝でも多く勝ちたい」(村橋薫監督)と覚悟して強豪校と対したが、ライト級の1年生対決で歌代風依が宮本陽樹に4-1でポイント勝ちし、一矢報いた。

東農大吉良は初回ストップ勝ち

東農大は過去に何度も優勝を争ったライバル日大を制したが、1点差は日大の善戦ともいえる。フライ級で東農大期待の1年生山下学人が登本尊大との接戦を制しリーグ戦デビューを白星で飾り、バンタム級の吉良大弥は中野誠士を初回ストップと、ライト級までに4勝したが、ウェルター級で八木大河が勝ってチームの勝利を決めた後は、重量級の2試合で日大が盛り返し、終わってみれば1点差だった。

3、4年生だけで戦った日大は、リーグ戦5連覇を達成した梅下新介監督の退任という不測の事態もあったが、藤原俊志監督代行が中心になって短期間で部をまとめ、チーム力を維持した。

拓大横山(右)は駒大平塚との強豪対決を制した

駒大-拓大戦は6-3と差がついたが、東農大-日大戦同様9試合中5試合で判定が割れたように、接戦が相次いだ。この日一番の強豪対決として注目されたバンタム級は拓大の横山葵海(全日本選手権優勝)が平塚駿之介を4-1で制したが、これもどちらの手が上がってもおかしくないような好試合だった。

2部は、1部から降格した中央大学が明治大学に5-2、日本体育大学は立教大学に4-3、慶應義塾大学は専修大学に5-2でそれぞれ勝利している。

第2週は27日に後楽園ホールで行われる。2部第1試合開始は午前10時。入場料2000円(学生1500円)。3部~5部の個人トーナメントは駒澤大学ボクシング場で開催。

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