April
26
Friday

ボクシングニュース | ボクシングビート編集部制作

share

19°C Clouds
Tokyo

Boxing News(ボクシングニュース)

Home > Match Information > 訃報 ファイティング原田ジム 金澤賢治マネジャー52歳で急逝 

訃報 ファイティング原田ジム 金澤賢治マネジャー52歳で急逝 

2023年6月7日 23時04分

 ファイティング原田ジム(神奈川県横浜市)の金澤賢治チーフトレーナー(写真)が亡くなっていたことが分かった。5月28日にジム近くの自宅で死亡しているのを発見されたもの。死因は肝硬変で、推定死亡日は25日だったと、担当の警察から説明を受けた遺族が明らかにしている。まだ52歳の若さだった。

 金澤さんは北海道札幌市出身。アマチュア経験があり、同い年の辰吉𠀋一郎が出場した沖縄国体(1987年)に北海道代表として出場したこともある。道都大学を中退して上京し、19歳の1989年に原田ジムからプロデビュー。S・フライ級、バンタム級で25戦し、日本ランキングに入り、海外のリングにも上がったことがある。選手生活の晩年は負けも少なくなかったが、粘り強く戦い続けた。

現役時代の金澤氏(右)。岩本悟戦

 98年に27歳で現役を引退した後は、同ジムのトレーナーを長く務めた。アマチュアの女子世界選手権で2度銅メダルを獲得し今も現役の和田まどか(株式会社SEBE)を一から指導した人としても知られる。選手らの指導だけでなく、所属選手の試合を決めるなど実質マネジャーとしても原田政彦会長を献身的に支えてきた。

 しかし5月に入り金澤さんは体調を崩し、亡くなる2週間ほど前からジムに顔を出していなかったと関係者は語っている。6月1日の葬儀は家族葬として営まれたが、金澤氏さんを慕う教え子やジムのOBら仲間約30人が駆け付け焼香したという。

Related article
関連記事