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前4団体統一王者テイラーの防衛か、ロペスの2階級制覇か NYでWBO・S・ライト級戦

2023年6月10日 10時48分

 ニューヨーク、マジソン・スクエア・ガーデンのザ・シアターで明日10日(日本時間11日)ゴングが鳴るWBO・S・ライト級タイトルマッチの計量が9日行われた。王者ジョシュ・テイラー(英)は139.8ポンド(63.41キロ)、挑戦者1位テオフィモ・ロペス(米)はリミットの140ポンド(63.50キロ)を計測し合格した。

テイラー

 スコットランドが地元で“タータン・トルナード”のニックネームを持つサウスポー、テイラー(19勝13KO無敗=32)は前回のジャック・カテラル(英)との防衛戦以来1年4ヵ月ぶりのリング。カテラル戦は物議を醸す2-1判定勝ちで、3点差でテイラーの勝ちと採点したジャッジがサスペンドされるなど後味の悪いものだった。その後4団体統一王座のうち3団体を返上。残った一つWBO王座を守って汚名返上を目指す。

ロペス

 地元でテイラーに挑むロペス(18勝13KO1敗=25)はライト級統一王者を失って以来3戦目で2階級制覇を狙う。昨年12月のサンドロ・マルティン(スペイン)戦はダウンを喫して2-1判定勝ちと精彩を欠いた。

 前回のような出来では王座獲得は難しい。テイラー同様、名誉挽回を明日のリングに託す。果たしてニックネームの“テイクオーバー”(横取り、奪取)とうまく運ぶか?ちなみに計量では全裸になってパスした。

 前日の会見同様、トラブルを避けるため計量後のフェイスオフはなし。両者は距離を置いてののしり合っただけだった。Photos by Mikey Williams/Top Rank via Getty Images

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