2014年7月18日金曜日

帝里がテテに完敗、IBF・S・フライ級王座決定戦

 IBF世界S・フライ級王座決定戦が18日、神戸ポートピアホテルで行われ、同級6位の帝里木下(千里馬神戸)は同級1位のゾラニ・テテ(南アフリカ)に0-3判定負け。タイトル獲得はならなかった。スコアは118-110が2者に119-109。王座決定戦は前王者亀田大毅のタイトル返上に伴うもの。

 ともにアウトボクサーのサウスポー対決。スタートからペースを握ったのはテテだった。11センチのリーチ差が効いたのか。テテは長いリードの右とカウンターの左ストレートを単発ながらヒットし、ポイントを獲得する。テテはそれほど手数が豊富なタイプではなく、迫力も感じさせなかったが、懐の深さとスピードは、かなりやっかいという印象だ。

 帝里はとにかく手が出ない。特にジャブが少なく、攻撃はいつまでも手詰まりのまま。6回に左フックを打ち込んで会場を沸かせるがあとが続かない。テテは焦ることなく、自分のペースをキープし、帝里にコツコツとダメージを与え続けた。

 終盤に入ると帝里は前に出ようと試みたが、やはりテテのジャブとカウンターに遮られ、その努力は長く続かない。最終回も闘志こそ見せたものの見せ場を作ることはできず、悔しい敗戦となった。

 テテは10年9月、当時のIBF世界フライ級王者モルティ・モラザネ(南アフリカ)に5回TKOで敗れて以来、2度目の世界挑戦を実らせた。戦績は19勝16KO3敗。これがプロ初黒星となった帝里は19勝3KO1敗1分。

◇バンタム級8回戦
森川真一郎(VADY)[TKO4回]木原涼太(グリーンツダ)
 日本S・フライ級9位の森川と木原の再戦。昨年11月の対戦では、木原が2回にダウンを奪いながら、森川の逆転判定勝ちだった。この日は森川がスタートからテンポのいい攻撃で木原を攻め立てた。2回にワンツーで木原をグラつかせ、3回には左フックで木原の右目じりを切り裂いた。4回森川が左フックで2度目のダウンを演出すると、続くラッシュでストップとなった。

◇フェザー級8回戦
ジョナタン・バァト(カシミ)[3-0(80-73、79-74×2)]金山裕範(森岡)
 日本バンタム級14位のバァトが貫録を見せつけてサウスポー対決を制した。