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元日本王者の近藤明広が不覚、山田智也が競り勝つ

2014年12月15日 21時47分

 元日本ライト級王者の近藤明広(一力)が15日、東京・後楽園ホールの「ファイティングビーvol.10」に登場。ライト級8回戦で山田智也(協栄)に1-2判定で敗れた。スコアは77-76、76-75で山田、77-76で近藤だった。

元日本王者の近藤明広敗れる(ボクシングニュース)
山田(右)はダウンを挽回して小差判定勝ち

 6月に3年ぶりに復帰した2010年全日本新人王の山田は、元日本王者を相手に好戦的なボクシングを展開。2回からは距離を詰めて接近戦も仕掛けていった。11月に続く連戦の近藤は、やや受けに回っている印象だが、4回に右を決めて山田がキャンバスへ。山田はダウンでないとアピールしたが、判定はダウンだった。

 これをきっかけに近藤が勢いづくかと思われたが、山田は距離をつぶしてボディ攻撃やアッパーで近藤に迫り、近藤も打ち返して勝利への欲を見せるものの、拮抗した展開が続く。スコアは割れて、より攻撃的だった山田がわずかに上回った。近藤は20勝9KO5敗1分。山田は12勝3KO5敗。

負傷判定に終わった関(右)と長井の一戦

◇フェザー級8回戦
関豪介(角海老宝石)[負傷判定5回1分0秒2-0(48-48、49-47、49-46)]長井祐太(勝又)
 ベテランの長井がボディ打ちを軸に積極的に仕掛け、日本フェザー級4位のサウスポー関は距離を取ろうと試みた。2回にバッティングで両者ともに出血。関は3回から手数を増やし、4回には回転の速い連打を決めてみせたが、5回に関の傷が広がりストップに。関は16勝3KO1敗2分。長井は28勝19KO11敗4分。

上林が7回にダウンを奪ったシーン

◇53.5キロ8回戦
上林巨人(竹原&畑山)[3-0(77-74、78-73、79-72)]オスカル・ブランケット(メキシコ)
 元アマ全日本王者で日本バンタム級12位の上林が、フライ級世界王者の八重樫東に挑戦経験のあるブランケットを迎えた。思い切りパンチを振り回してくるブランケットに対し、上林は2回から力強い右を打ち込んでいった。ブランケットもワンツー、ボディブローのコンビネーションで対抗し、相打ちのシーンがしばしばあったが、体格に勝る上林が優勢。やや乱戦の様相を呈してきた7回、上林が上から押しつぶすような形ながらダウンを奪った。上林は7勝4KO1分。タフだったブランケットは32勝23KO9敗1分。

◇バンタム級8回戦
中川とん虎(角海老宝石)[2-0(76-76、78-75×2)]若松竜太(勝又)
 ガードを固めて前に出る中川に対し、若松は左右に動きながらジャブとワンツーで好スタートを切った。中川は3回からプレスを強めてボディ攻撃。若松は5回に右ストレートを決めてチャンスを作り、試合は最後まで拮抗した。小差の試合は中川の前に出る姿勢が評価された。中川は12勝4KO6敗2分。若松は10勝7KO11敗。

◇S・バンタム級8回戦
丸亀光(竹原&畑山)[TKO2回2分44秒]岡畑良治(セレス)
 元アマ全日本王者の丸亀がプロ3戦目。昨年11月以来の試合となった丸亀はサウスポーの岡畑に力強い右を繰り出していくが、初回に右フックをカウンターで食らってダウン。2回もサイドに動く岡畑のペースで進んだが、丸亀は岡畑をロープに追い込むと、左フックを決めて岡畑をキャンバスへ。主審はカウント9まで数えて、立ち上がれない岡畑にストップを宣告した。丸亀は3勝2KO。岡畑は9勝1KO11敗5分。

◇フライ級8回戦
新井雄大(渡嘉敷)[3-0(78-74、79-75、79-73)]桜井康弘(レパード玉熊)
 サウスポー対決は新井が優勢。トリッキーな動きと素早い出入りで桜井を寄せ付けない。桜井が中盤プレスを強めると新井の勢いが弱まり試合が停滞する。新井は7回に右フックを決めて猛攻を見せるが、ノックアウトはできなかった。新井は6勝3KO1敗3分。桜井は7勝18敗。

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