2015年10月12日月曜日

拳四朗WBCユース王座獲得、加藤は原田に敗れる

 日本L・フライ級1位の拳四朗(BMB)が12日、後楽園ホールでOPBFミニマム級8位のロリー・スマルポン(比)とWBCユースL・フライ級王座決定戦を争い、3-0判定で新王者となった。スコアは96-92×2、97-91。

 OPBFミニマム級2位のスマルポンはリーチと身長に恵まれ、思い切りのいいボクシングを披露した。いきなり2回に左フックをカウンターで合わせ、拳四朗からダウンを奪ってホールのファンに驚きを与えた。拳四朗はここで焦らず、ジャブ主体の本来のボクシングで試合を組み立て直した。4回を終わって採点が公開され、ジャッジ1人が38-37でスマルポン、2人が38-37で拳四朗を支持した。

 中盤に入ると、拳四朗のジャブがよく決まるようになり、右ストレートにもつなげて、ようやく試合を落ち着かせた。スマルポンのアッパーや右ストレートが時折決まるので気は抜けないが、拳四朗ペースで中盤以降は展開。拳四朗は終盤、いい右を決めるシーンがあったが、無理をせずに最後まで慎重に試合を締めた。スマルポンは最終回、拳四朗の肩にかみついたとして減点1。

 拳四朗はデビューから5連勝(3KO)。12月27日、京都・大山崎町立体育館で日本王者の堀川謙一(SFマキ)に挑戦が決まっている。敗れたスマルポンは9勝4KO1敗1分。

◇ライト級8回戦
原田門戸(横浜さくら)[3-0(76-75×3)]加藤善孝(角海老宝石)
 日本ライト級5位の原田が初回から仕掛けた。パワフルなコンビネーションを上下に散らし、これまで日本、OPBF王座を獲得し、現在WBO14位つける加藤は早くも劣勢。2回には数多く被弾してはやくもピンチを迎えた。攻めては手がなかなか出ず、たまに出す大振りパンチは空振り。いいところなしの加藤はようやく6回から盛り返し、7回に右ストレートを打ち込んで原田を後退させる。8回には右でダウンを奪ったが、それでも序盤の借金を返済できなかった。フィリピン出身の原田は30勝13KO8敗2分。痛い星を落とした加藤は29勝9KO6敗1分。

◇S・ウェルター級8回戦
斉藤幸伸丸(輪島功一S=日本同級6位)vs下川原雄大(角海老宝石=日本同級3位)
 日本同級6位の斉藤が左右のフックで迫り、日本同級3位の下川原がワンツーで応じる展開。単発ながら斉藤の左フックがヒットし、4回の右フックで下川原がキャンバスにヒザをついた。さらに左フックで2度目のダウン。5回に斎藤が襲い掛かり、下川原がダウンしたところでストップとなった。斉藤は21勝12KO7敗1分。下川原は最後は気持ちが切れたか。3連敗で19勝6KO11敗3分。

◇51.5キロ8回戦
大平真史(マナベ)[3-0(77-76、76-75、77-75)]福本雄基(三迫)
 日本フライ級10位の福本は6月にOPBF同級王者の江藤光喜(白井・具志堅S)に敗れてからの再起戦。スピードとパンチ力で上回る福本は2回にペースをつかみかけたが、以降はトリッキーな動きをする大平に手を焼き、軽打ながらパンチを被弾した。大平は6回に右カウンターを決め、福本はこの回ホールディングで減点1。最後までよく動き、ランカーから白星の大平は6勝2KO4敗2分。不用意な減点が負けにつながった福本は17勝5KO11敗。

◇58.0キロ8回戦
林翔太(畑中)[TKO7回51秒]梅津宏治(ワタナベ)
 日本S・フェザー級12位で元日本フェザー級王者の梅津はボディブロー、アッパーを使って圧力をかける立ち上がり。日本フェザー級4位の林もこれに応じた。2回に林の右が決まって梅津がグラリ。3回には林の右で梅津が右目上部を大きくカットした。その後も梅津は気迫で前に出たが、林がジャブ、右ストレートを当て続け、7回のドクターチェックの際にタオルが投入された。8年ぶりのホールで勝利を飾った林は26勝16KO5敗1分。39歳の梅津は3連敗で22勝10KO17敗3分。

◇フライ級8回戦
山口隼人(TEAM10COUNT)[2-0(77-76、78-75、76-76)]藤北誠也(三迫)
 日本L・フライ級6位の山口は2回に偶然のバッティングで右目上部をカット。藤北の精度の高いパンチに苦しめられたが、体力と手数にものを言わせて何とか競り勝った。山口は13勝2KO6敗1分。藤北は8勝1KO2敗。