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カネロvsゴロフキンは仕切り直し、今秋の対戦目指す

2015年12月15日 15時49分

 WBCのマウリシオ・スライマン会長は14日(日本時間15日)、交渉が難航しているミドル級王者サウル“カネロ”アルバレス(メキシコ=写真左)と指名挑戦者でWBA&IBF統一王者ゲンナジー・ゴロフキン(カザフスタン=写真右)の試合について、両陣営に対し、秋までに1試合はさむことを許可した。これによりカネロの王座はく奪という事態はひとまずなくなった。

 カネロをプロモートするゴールデンボーイプロモーション(GBP)と、ゴロフキンのK2プロモーションは、WBCからの対戦指令を受けて交渉に入っていたが、当初定められた先週金曜日の時点で交渉は不成立。日曜夜にGBPのエリック・ゴメス氏、K2のトム・ルーファー氏、スライマンWBC会長の三者がロサンゼルスで会合を持ち“臨時試合”を設けることで合意した。

 スライマン会長は「両陣営はそれぞれ自由な防衛戦をし、そのあとに議論の余地がないミドル級チャンピオンを決めるためのファイトをしなければならない。それができない場合は、正規王者、または暫定王者の地位を失う」とコメント。両者は5月31日までにそれぞれ防衛戦を行い、その後15日間の交渉期間が与えられ、成立しない場合は入札が行われるとした。

 これによりゴロフキンは3月か遅くとも4月にはカネロ以外の選手と防衛戦を行う見込み。カネロはメキシコの重要な休日シンコ・デマヨ(戦勝記念日)の週にあたる5月7日にファイトすることが確実となった。

 WBCの決定は暫定的な措置であり、今回の交渉でネックとなった契約ウエートや、試合報酬の配分の問題が解決されたわけではない。現時点でメイウェザーvsパッキャオ再戦につぐビッグマッチと考えられるカネロvsゴロフキンの行方は今後も難航しそうだ。

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