2016年9月25日日曜日

リナレスがクローラに判定勝ち、WBA王座吸収

 24日(日本時間25日早朝)、英国マンチェスターのマンチェスター・アリーナで挙行された世界ライト級チャンピオン対決は、WBC同級休養王者のホルヘ・リナレス(ベネズエラ=帝拳)がWBA同級王者アンソニー・クローラ(英)に12回3-0判定勝ち。リナレスはクローラのWBA王座を吸収し、WBCダイヤモンド王座、ならびに米リング誌同級王座も手中にした。

 英国ファンの盛大なブーイングで迎えられたリナレス。ガードを固めて迫るクローラをよく見て、打っては動くという立ち上がり。クローラのガードの下、ボディーにシャープな左フック、アッパーを突き刺していく。一方で序盤からクローラはローブローを訴え、4回はリナレスが右ストレートでチャンスをつかんだ が、後続の左ボディーアッパーが低く入ったとみてオコナー主審(英)は地元の王者に休憩を与えた。

 プレスを強めたクローラに対し、6回のリナレスは右クロスを叩きこんで後退させた。しかしクローラはここをしのぎ、再び7回から前へ。手数を増してボディーも叩き、しつこく攻勢をかける。カウンター狙いにシフトしたリナレスはロープを背負う場面も。

 10回、リナレスは手数を繰り出して、右のショートフックを決めるなどアピール。なおもクローラは引かなかったが、11回は左ジャブを差してWBA王者をさばき、迎えた最終ラウンド。リナレスは右強打、左ボディーを見舞ってクローラに肉薄。相手に思うように攻めさせなかった。

 発表されたス コアは115-113(バルボサ)、115-114(キーン)、117-111(ピネダ)でリナレスを支持。WBC王座の初防衛戦以来となる英国リングでまたも勝利を収めたリナレス(41勝27KO3敗)は「またぜひイングランドに戻ってきたい」と語った。試合後に明かしたところでは6回に右拳を痛めたという。敗れたクローラ(31勝13KO5敗3分)は「きょうは勝てなかったが接戦だったと思っている」とインタビューに答えた。Photo/SUMIO YAMADA