2017年5月21日日曜日

クロフォード磐石、ディアスを棄権TKOで2冠堅守

 ニューヨークMSGで20日(日本時間21日)行われたS・ライト級タイトルマッチは、WBO&WBC統一世界王者テレンス・クロフォード(米=写真)が挑戦者フェリックス・ディアス(ドミニカ共和国)に10回終了TKO勝ち。2冠を防衛し、今後のビッグマッチを視野に入れる。

 開始ゴングから左構えで対処したクロフォードが同じサウスポーのディアスに右ジャブを満遍なく浴びせてリード。ラウンドが進行するごとにコンビネーションと左強打の的中率を高める王者に対し、ディアスは右を振りかざすがほとんどかわされてしまう。

クロフォードはウェルター級進出か

 展開が白熱したのは7回。抜群のタイミングとスピードで攻勢をかけたクロフォードにディアスが反撃して沸かせる。しかし余裕を感じされるクロフォードが9回、左を痛打すると北京五輪金メダリストのディアスは初めて後退のステップ。左目尻が腫れたディアスはラウンドを乗り切ったが、10回、王者が左を何発も決めると、インターバルでコーナーが棄権をリクエストした。

 戦績を31勝22KO無敗としたクロフォードは、今回がS・ライト級最後の試合とも言われ、ウェルター級進出が有力。マニー・パッキャオ挑戦も噂される。敗れたディアスは19勝9KO2敗。

ベルトランが4連続KO勝ち

 セミ格のIBFライト級1位決定戦およびNABO&NABF同級戦はスリリングな結末。IBF12位ジョナサン・マイセロ(ペルー)が初回、バッティング気味ながら同3位で両ベルトを保持するライムンド・ベルトラン(メキシコ)を倒して優勢。しかし2回、ベルトランの左強打が炸裂。マイセロは後頭部をマットに打ち付けて沈み、1分25秒ベルトランのKO勝ち。2年前の粟生隆寛(帝拳)戦で体重オーバー、薬物使用で不評を買ったベルトランだが、その後4連続KO勝ちと好調だ。