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大竹秀典が初防衛成功、臼井欽士郎に10回KO勝ち

2017年7月19日 21時42分

 19日後楽園ホールの「ゴールデンチャイルドボクシングvol.120/DANGAN188」のメインイベント、OPBF・S・バンタム級タイトルマッチは、王者の大竹秀典(金子)が挑戦者14位の臼井欽士郎(横浜光)に10回3分4秒KO勝ち。初防衛に成功した。

大竹(右)は後半に強い本領を発揮した

 かつて日本王座を4度防衛して返上した36歳の大竹は、今年3月、ジョーバート・ゴメラ(比)との王座決定戦で獲得したタイトルの初防衛戦。一方、37歳の臼井は09年3月、日本バンタム級王者だった大場浩平に挑戦して判定負けして以来のタイトル戦となった。

4回までは挑戦者の臼井がリード

 スタートは臼井がじっくり構えてタイミングのいいジャブで先制した。大竹も圧力をかけ、ジャブ、右のショートを打ち込み、臼井が接近戦で回転の速いコンビネーションを決めるなど、両者ともに譲らない展開。4回終了時の採点は39-37×2で臼井、残りが38-38と。試合巧者の臼井がわずかにリードした。

 4回にピッチを上げた大竹は5回、臼井をロープに追い込んで右ストレート、左ボディをヒット。中盤は臼井の脚が止まりがちで、大竹がショートパンチ、左右のボディブローで徐々に臼井を追い込んでいく。臼井が反撃し、左フックをヒットするシーンもあるが、大竹が自分の世界に臼井を引きずり込んでいく印象。8回を終わって、大竹が78-74、77-75、76-76と逆転した。

10回に臼井が限界、ダウンと同時にタオル

 終盤に入っても、大竹が手数と圧力で上回った。臼井は時折フックを決めてもあとが続かない。大竹は臼井を休ませずに攻め続けて追い込んだ。迎えた10回、臼井が我慢の限界がきたとばかりにゆっくりとキャンバスに崩れ落ちると、青コーナーがタオルを投入した。

 14年3月の中嶋孝文(竹原&畑山)戦以来となる日本人対決に勝利の大竹は29勝13KO2敗3分。臼井は27勝11KO6敗。試合の模様はTBSで24日(月)深夜2時7分から放送される。解説はIBF世界S・バンタム級王者の小國以載(角海老宝石)と元世界王者の長谷川穂積さん。

ベテランとホープの楽しみな対決は10月

10.13 大竹がホープ丸田の挑戦を受ける

 試合後、リングサイドに陣取ったOPBF東洋太平洋S・バンタム級1位、デビューから5連勝(4KO)の丸田陽七太(森岡)がリングイン。両者は10月13日、後楽園ホールで対戦することが明らかにされた。36歳のベテラン王者と20歳のホープによる興味深い対決となりそうだ。

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