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村田、プロ2戦目は最終8回TKO勝ち

2013年12月6日 22時03分

 ロンドン五輪金メダリスの村田諒太(三迫)が6日、両国国技館でプロ2戦目を行い、デイブ・ピーターソン(米)に最終8回TKO勝ちした。タイムは1分20秒。試合は161ポンド(73キロ)契約で行われた。

村田プロ第2戦(ボクシングニュース)
右でピーターソンを攻める村田(右)

 勝って当たり前─。そんなプレッシャーがあったのか、村田の立ち上がりは硬さが見られた。ガードを固めて前に出るのだが、パンチがスムーズに出ない。逆にピーターソンは上体を柔らかく動かしながら、右ボディブローやガードの上を叩くパンチでリズムを作った。

 決してパンチをもらっているわけではないのだが、ピリッとはしない─というのが前半の村田。4回にはヒヤッとするような右ストレートも食らった。

 しかしここでズルズルといかないところが金メダリストの底力だ。5回からジャブを使いだしてペースを握ると、次々にワンツーを決め、ダウン経験が一度もないピーターソンを徐々に追い詰めていった。7回からは左フックを効果的に使ってさらに優位に立つと、軟体動物のように村田のパンチを吸収していたピーターソンもさすがに限界に近づいた。

 迎えた8回、村田はノックアウトを狙いにいった。左フックと右ストレートを次々に叩き込むと、ロープ際で防戦一方のピーターソンにダウンが宣告された。続く場面で村田がラッシュしたところでTKOとなった。

 村田の第一声は「ブサイクな試合で申し訳ない」だったが、8ラウンド戦い最後にKOできたことについては「ポジティブに考えたい」と笑顔で話した。

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