現地時間23日、米国カリフォルニア州サンノゼのSAPセンターにてゴールデンボーイ・プロモーションズ主催興行が行われ、メインイベントのミドル級12回戦はIBF4位のアマリ・ジョーンズ(米国/159.2ポンド)とIBF5位で元IBF同級王者のビンセンツォ・グアルティエリ(ドイツ/158.2ポンド)が対戦し、3ラウンド2分29秒TKOでジョーンズが勝利した。

キャリアで初めて世界ランカーとの対戦となったジョーンズが世界の壁に跳ね返されるのか、あるいはそのままスターダムにのし上がるのか。そして23年10月、米国のテキサス州でジャニベク・アリムハヌリ(カザフスタン)との統一戦で6回TKO負けを喫しているグアルティエリが米国初白星なるかというマッチアップは、IBF挑戦者決定戦とコールされたもののIBF公式サイトにその告知はない。
歓声を背にジョーンズがスイッチを混ぜ、右アッパーを浅く当てるなど初回のポイントを取った。2ラウンドもグアルティエリがブロック中心とあって、ジョーンズがガードの上からポンポンとパンチを当ててペースをつかむ。そして迎えた3ラウンド、赤コーナー前に詰まったグアルティエリに左アッパーを浴びせてダウンを奪った。
再開に応じたグアルティエリだったが再びロープに詰まり、連打を浴びると最後は右アッパーで崩れるように2度目のダウン。カウント途中でレフェリーが試合をストップした。WBCで14位につける24歳のジョーンズは17戦全勝15KO。WBOでは8位につける33歳のグアルティエリは25勝8KO2敗1分。元世界王者の片鱗を見せることもできなかった。
■無敗サファーがWBCシルバー王者に
WBCシルバー・クルーザー級タイトルマッチはチャンピオンでWBC2位のジャミル・ペラルタ(アルゼンチン/199ポンド)がWBC13位のロビン・サファー(スウェーデン/199.2ポンド)に12回判定負けを喫し、王座が交代した。スコアは114-113、116-111、112-115の2-1。
開始と同時にサファーがプレスを掛けて距離を詰めに行くものの、2ラウンド40秒過ぎ、安易に射程に入ったところへ王者ペラルタの右ストレートがヒットし、サファーがダウン。深いダメージを見せず再び距離を詰めるサファーはその後も前進するが、堅さが取れたか、ペラルタは退がりながらもジャブを中心にパンチを返していく。
中盤もサファーがペラルタを追いかける展開だが、有効打は決して多くない。ペラルタも手数こそ少ないもののスイッチを混ぜて対抗し、サファーをさばくラウンドもあった。結局互いに決定的な場面をつくれず、時折ブーイングも起こる展開でゴングが鳴った。終了と同時に両者が手を挙げた。ラスベガスをホームとする33歳、WBOで4位、WBA12位、IBFでも14位のサファーは20戦全勝13KO。アメリカ・デビュー戦で惜敗の34歳、ペラルタは18勝10KO2敗1分。WBAでも11位につけている。
スーパーミドル級10回戦、WBA5位のダリウス・フルジュン(米国/168.8ポンド)がジョアンキ・ウルティア(キューバ/169.8ポンド)に3ラウンド終了棄権TKO勝利を収めた。
スタートからガンガン距離を詰めるフルジュンに気圧されたか、サウスポーのウルティアはディフェンシブな戦術となり、序盤から揉み合いの多い展開。3ラウンド、ウルティアに対しホールディングによる減点1が科され、ラウンド終了間際にはフルジュンの右ボディーでウルティアが膝をつくダウン。
再開直後のゴングに助けらたウルティアだが、インターバル中に陣営が棄権し、ミスマッチの試合があっさり終了となった。29歳のフルジュンは15勝13KO1敗1分、石橋を叩くマッチメイクで実力以上の世界ランクを手にした印象はある。これが昨年2月以来の白星だった。29歳のウルティアは17勝7KO3敗。
スーパーフライ級10回戦、WBA1位のジョン・ラミレス(米国/114.8ポンド)がルーカス・エマヌエル・フェルナンデス(アルゼンチン/114.8ポンド)に10回判定勝利した(98-92、98-92、99-91の3-0)。29歳のラミレスは17勝9KO1敗、34歳のフェルナンデスは14勝9KO5敗2分。
オープニングバウトのフライ級8回戦。WBA9位のエンクマンダク・カールクー(モンゴル/112.6ポンド)はアドリアン・イバラ(メキシコ/112.8ポンド)に8回判定勝ち(77-75、78-74、80-72の3-0)。カリフォルニアをホームとする29歳のカールクーは8戦全勝3KO。31歳のイバラは10勝8KO5敗。


