May
04
Saturday

ボクシングニュース | ボクシングビート編集部制作

share

28°C Clear
Tokyo

Boxing News(ボクシングニュース)

Home > Match Information > 竹迫司登が再起&OPBFミドル級奪還 挑戦者決定戦は李健太がアオキをさばく

竹迫司登が再起&OPBFミドル級奪還 挑戦者決定戦は李健太がアオキをさばく

2023年10月8日 0時54分

 OPBFミドル級王座決定戦が7日夜、後楽園ホールで行われ、前王者で3位の竹迫司登(ワールドS)が6位のマ・ウーヒョン(韓)に10回53秒TKO勝ち。タイトル奪還をとげると同時に竹迫は4月のミーリン・ヌルスルタノフ(カザフスタン)戦からの再起に成功した。

5回、マをキャンバスに落とした竹迫の右強打

 世界ランカーのミーリンに8回TKOでプロ初黒星を喫した竹迫は再起戦を前にアメリカ合宿を敢行。得るものは大だったようで、「世界に行くためには豪腕型じゃないボクシングが必要」と新スタイルへの移行を模索している。

 これまでと基本姿勢から異なり、この日もしきりにボディムーブなどを駆使したディフェンスから攻撃への切り替えを試みていた。いつもほど強打の圧力はかけず、マの細かいヒットを許す場面も散見して序盤4ラウンドを終えてポイントでリードを許した。が、5回はリターンした右ワンパンチでダウンを奪い、一撃の威力が健在なところを示す。

 続く6回はまとめ打ちのマに左フックで2度目のダウン。8回にも左ボディでマをみたびキャンバスに落とした。タフで粘るマもさすがに弱り、迎えた10回早々に竹迫がコーナーに詰めて猛爆すると、杉山主審がストップをかけた。

 アジア圏から飛び出すために試行錯誤しながらの戦いとあって不安定感もあったが、そのわりにきれいな顔で「まだまだ自分はやっていけると思っています」とアピールした竹迫は16勝15KO1敗1分。マは6勝3KO2敗1分。

アオキをクールにさばき挑戦権を手にした李㊨

◇チャンピオンカーニバル最強挑戦者決定8回戦(S・ライト級)
李健太(帝拳)[判定3-0(78-74×3)]アオキ・クリスチャーノ(角海老宝石)

 1位李と2位アオキが争った挑戦権は、サウスポーの李が判定勝ちでゲット。序盤からスピードとフットワーク、上下に散らすパンチで李が得点。アオキはプレッシャーを強めてこれを追い、7回に左フックで李を守勢に回らせたものの、決定打は当てさせてもらえない。李は危なげなく最終8回も左ストレートや右ボディジャブでペースを譲り渡さなかった。李はこれで6勝2KO1分。日本王者は藤田炎村(三迫)。敗れたアオキは16勝11KO11敗2分となった。

パブスタンをフィニッシュした福井

◇S・バンタム級8回戦
福井勝也(帝拳)[TKO4回2分49秒]ジェトロ・パブスタン(比)

 デビュー5連勝中の福井が元WBOアジアパシフィック王者のパブスタンと対戦。サウスポーのパブスタンの踏み込んでの左を警戒しながら、3回、相手の右フックに左フックをかぶせて福井が最初のダウンを奪う。その後も2度のダウンを追加し、最後はコーナーを背負わせて左右の強打を打ち込んでストップ勝ちした。福井は6勝5KO。パブスタンは32勝10KO11敗6分となった。

Related article
関連記事