19日、東京・後楽園ホールで開催された「第159回フェニックスバトル」の第4試合、OPBF東洋太平洋バンタム級王座決定10回戦は、7位の中山慧大(なかやま・けいた=六島)が6位の岡聖(おか・ひじり=大橋)に5回1分58秒TKO勝ち。プロデビューから5連続KO勝利で王座に就いた。
立ち上がりからガードを固めつつ、足を止めて攻撃し合う両者。左右アッパー、ボディーブローの応酬となるが、2回に中山が左フックを痛打すると岡が足を使い始め、中山が右打ち下ろし、左フックをねじ込んでいく。
中山は前に出つつ左ジャブで追い、左ボディーから右を打ち下ろす。岡は強打で跳ね返したい思いからか、体が伸び上がって強振するために、かえってウェイトの乗らない攻撃となってしまった。
中山のボディーブローもじわじわと効果を上げてきた5回、中山の右打ち下ろし、右アッパーから左ボディー、さらに左右の連打がヒットすると、岡のダメージを見て取ったレフェリーが試合を止めた。
「韓さんと2人一緒に勝てて嬉しい。岡選手には大学時代に負けているのでリベンジできてよかった」という中山は佐賀県唐津市出身の24歳。「東京のみなさん! 佐賀といえば呼子のイカ、佐賀牛、そして中山慧大とおぼえてください」と、佐賀県をしっかりアピールした。
初黒星となった岡(24歳)は3勝2KO1敗。
◆52.0kg契約6回戦
中山聖也(大橋)[TKO6回52秒]ナッタポン・ジャンケーウ(タイ)
アマチュア7冠の中山が、粘り強く被弾を回避するナッタポンからダウンを2度奪って最終回にストップし、プロデビュー戦を飾った。
強く長い右ジャブ、速いワンツーで攻めるサウスポー中山は、ジャブと左ストレート、それぞれのトリプルでナッタポンを追い込む迫力を初回から見せると、続く2回、右ジャブだけでナッタポンを追い込むが、ナッタポンはその右に左フックを合わせにかかる。
3回、ナッタポンの右に左ボディーアッパーを合わせた中山は、のらりくらりと動き回るナッタポンに左を決めて尻もちを着かせるが、柔らかく上体を使ってクリーンヒットを回避するナッタポンに、フラストレーション募る表情を浮かべていた。
5回にふたたび左でナッタポンを倒した中山は、最終回も強い右ジャブでナッタポンを追い、左強打から左右連打をヒットするとレフェリーが試合を止めた。
「プロは倒してお客さんを熱狂させるものだと思うので、最後に倒せてよかった」という中山(19歳)は1勝1KO。倒されまいと奮闘したナッタポン(30歳)は13勝9KO7敗。

