野上昂生が湯場海樹を5回TKO ウェルター級サウスポー対決

14日、後楽園ホールの「Lemino BOXING フェニックスバトル158」セミファイナルで行われたウェルター級8回戦は、日本同級12位野上昂生(大橋)が同9位湯場海樹(YUVAX)に5回1分27秒TKO勝ち。=観衆1250人=

サウスポー同士の一戦は、互いに右のリードジャブを使ったテクニカルなやり取りで幕を開けた。先手を印象付けるのは湯場だが、野上はボディーにタイミングよく伸ばし、大柄な湯場との間合いを縮めていく。

この日の湯場はムキになって強打頼みに陥らず、動きながら右を細かく使って的を散らした。4回はリターンの左、左ボディーショットを決めた。

野上も終始冷静だった。5回、左を湯場のアゴに打ち込んでダウンをマーク。湯場セコンドが一度はエプロンに駆け上がったほどのダメージだったが、再開され、その直後に左と左の同時打ちで湯場を再び倒すと寺山主審がストップをコールした。

昨年8月、セムジュ・デビッド(中日)に8回TKO負けした後は2連続TKO勝ちの野上は6勝4KO1敗。連敗となった湯場は13勝8KO6敗2分。

◇S・ライト級8回戦
アオキ・クリスチャーノ(角海老宝石)[判定3-0(77-75、78-74、78-74)]菊池音央(志成)
ストレートのような左ジャブでけん制する菊池。アオキはこれをショルダーブロックで流し、徐々に右で入るタイミングをつかんでいく。3回からアオキの右が目立ち始め、菊池が防戦に追われる場面が増えた。

前半の菊池はおとなしく、これはサイズもあるだけにもったいなかったが、5回は流れを変えようと強気に出る。左ボディー、左フック、右をねじ込んでがむしゃらにポイントを取りに行った。アオキは押され、ムードは菊池のものとなった。

しかしアオキも踏ん張る。7回、攻め疲れがのぞいだ菊池にすかさず左フックで襲いかかって流れを引き戻そうとする。このあたりはベテランらしい。最終8回はアオキが右、菊池も左フックで力を振り絞った。

アオキは3月、宇津木秀(ワタナベ)のWBO-APライト級王座に挑んで善戦。今回はその再起戦だった。20勝12KO13敗2分。菊池は6勝4KO3敗。

◇53キロ契約8回戦
重里侃太朗(志成)[TKO1回2分2秒]チョンラティ・スィーラット(タイ)

◇ライト級8回戦
梶野翔太(角海老宝石)[TKO8回1分37秒]川口高良(協栄)
梶野が多彩な左を繰り出して先制。川口の出ばなを挫くように上下ジャブ、フックなど次々と当ててペースを握りかけた。川口も3回あたりから左ボディーなどの攻めを強化。粘り強く攻撃を続け、5回はステップインから右をヒットした。

梶野は踏ん張りどころだったが、ボディーを攻めつつ対抗し、主導権を譲り渡さない。接近戦でも引けをとらず、7回は川口の隙を突いて右アッパー連打でダメージを与えた。梶野のペースを上回れない川口は左目上が腫れだし、迎えた8回、守勢となってストップされた。

梶野(7勝5KO1敗1分)は昨年11月、日本王者奈良井翼(RK蒲田)に挑んで4回KO負けに退いて以来の再起戦に勝利した。奈良井戦は痛烈な倒され方だったが、この日その影響は感じさせなかった。一方の川口は10勝6KO2敗1分。こちらも髙橋麗斗(パンチアウト)に喫した初黒星からの再起を目指したが、これに失敗。

◇64キロ契約8回戦
由良謙神(志成)[TKO3回40秒]ラッタコン・タッサウォン(タイ)

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試合結果(日本語)
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