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前WBO・AP王者の木村吉光がTKO再起 ホープ鈴木稔弘はWBO・AP1位から勝利

2023年8月24日 20時53分

「LifeTime Boxing Fights16」が24日、後楽園ホールで開催され、メインのS・フェザー級8回戦は、元東洋太平洋、前WBOアジアパシフィック同級王者の木村吉光(志成)がフィリピン同級7位のジェスティン・テソロに5回2分36秒TKO勝ち。今年1月、力石政法(緑)に敗れてWBO・AP王座を失って以来の再起戦に勝利した。

木村はボディ攻撃で5回TKO勝ち

◇S・フェザー級8回戦
木村吉光(志成)[TKO5回2分36秒]ジェスティン・テソロ(フィリピン)

 上背にあるテソロはワンツー、返しの左フック主体のボクシング。木村もガードを固めて、力強い右ストレートを打ち込む。2回、テソロの左フックが「距離感をつかめていなかった」という木村を直撃、グラついてピンチを迎えた。しかしラウンド終了間際、木村が左フック、右を決めて巻き返した。

 3回から「修正できた」木村はディフェンスを立て直し、攻めてはジャブ、ストレートをボディに打ち込みながら顔面への右を狙った。テソロの右を単発で何発か被弾しながらも「パンチは見えていたので効かなかった。

 5回、木村の右ボディストレートでテソロがヒザをつく。これはダウンの宣告はなかったが、木村はここからボディを攻め立てて左ボディで2度ダウンを奪った。テソロはここから粘ったが、最後は右ボディストレートで3度目を追加してフィニッシュした。

 23日に誕生日で27歳になった木村は「ヒヤヒヤさせてすいません。でも僕の試合につまらない試合はないのでぜひ試合に来てください」とアピールした。15勝10KO3敗1分。テソロは8勝4KO6敗。

山内はボディ一撃で試合を決めた

◇S・フライ級8回戦
山内涼太(角海老宝石)[KO2回1分10秒]ジャッカパン・セーントーン(タイ)

 日本フライ級5位の山内は4月の日本同級王座決定戦で永田丈晶(協栄)に敗れてからの再起戦。リーチのあるセーントーンは射程の長い右を狙うボクシング。セーントーンは2回、ジャブから連打を打ち込み、青コーナーに嫌なムードが漂うが、ここで山内が左ボディをカウンターを決めるとセーントーンがダウン。10カウントとなった。

 山内は「勝ててホッとしている。上を目指してもう一度がんばる」とファンにアピールした。10勝9KO3敗。もろかったセーンターンは12勝11KO9敗。

◇S・フェザー級8回戦
鈴木稔弘(志成)[2-1(76-75×2、75-76)]ヴァージル・ビトール(フィリピン)

 元トップアマでデビューから3連続KO勝ちの鈴木がWBOアジアパシフィックS・フェザー級1位のビトールと対戦。初回、ビトールが重そうな強打を鈴木のガードに叩きつけて攻勢。鈴木はこれをしのぐと左ボディフックを軸に攻める。ともにパンチがあり、初回からスリリングな攻防となった。

鈴木(左)は難敵に競り勝ってタイトルマッチに前進

 鈴木は2回、近距離でビートルの右ボディ、右アッパーのコンビネーションをブロックしながらボディ打ちを狙っていった。終了間際に右を打ち下ろしてビトールにダメージを与える。3回はビトールが左目上をパンチでカット。鈴木が徐々にペースを引き寄せていった。

 ビトールは頭をまめに動かしながら的を絞らせずに手数をキープ。それでも鈴木の左ボディが効き始めたかに思われた5回、終了間際にビトールの右から左の逆ワンツーで鈴木が尻もちをつくダウンを喫した。

 ややペースダウンしながら上体の動きでうまくごまかし始めたビトールに対し、鈴木は7回に左フックを決めて好機を作る。最終回はビトールも踏ん張って手を出したが、鈴木の優勢のままゴールテープを切った。

 勝利者インタビューで鈴木はけがで3年半ボクシングができなかったときに助けてくれた家族や友人に感謝を伝えて涙ぐんだ。WBO・AP王者の力石の名前を上げて「これじゃあまだまだ」と顔をしかめた鈴木だが、「チャンスがあれば必ずものにしたい」と言葉に力を込めた。ビトールは21勝14KO3敗。

左右田は迫力も増してきた

◇S・ウェルター級8回戦
左右田泰臣(EBISU K’sBOX)[KO3回2分8秒]伊賀大賀(角海老宝石)

 互いに左を差し合い、伊賀がワンツーにつなげた。しかし初回終了間際、左右田が左フックでダウンを奪う。2回に左右のボディ打ち。迎えた3回、右を決めてダメージを与えると、左フックで伊賀をキャンバスへ。伊賀は立ち上がったものの10カウントとなった。

 勝利に涙の左右田は5勝3KO1分。試合ごとに成長を感じさせる元K-1ファイターは来年の日本タイトル奪取を客席にアピールした。伊賀は6勝1KO4敗1分。

◇62.5キロ8回戦
山本ライアンジョシュア(ワタナベ)[2-0(58-56、59-55、57-57)]阪本大樹(T&T)

◇56.0キロ4回戦
上原大和(EBISU K’sBOX)[TKO3回2分28秒]相羽佑馬(高崎)
観衆=662人

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