December
01
Sunday

ボクシングニュース | ボクシングビート編集部制作

share

9°C Clouds
Tokyo

Boxing News(ボクシングニュース)

Home > recommend > ウシクがデュボアを9回KO ヘビー級3団体王座防衛でフューリーと統一戦希望

ウシクがデュボアを9回KO ヘビー級3団体王座防衛でフューリーと統一戦希望

2023年8月27日 9時27分

 ポーランド・プロツワフのタルチェンスキ・アレーナで26日(日本時間27日)行われたヘビー級3団体統一タイトルマッチはWBAスーパー&IBF&WBO統一王者オレクサンドル・ウシク(ウクライナ=写真)が挑戦者WBAレギュラー王者ダニエル・デュボア(英)に9回1分48秒KO勝ち。ひとまず見送りとなったWBC王者タイソン・フューリー(英)との4団体統一戦を希望した。

デュボアを攻めるサウスポーのウシク

 両者がリングに入場する前、ウクライナのゼレンスキー大統領がビデオメッセージを送り、ウシクとウクライナ国民を鼓舞した。スタンドの歓声をバックに初回、サウスポー、ウシクの右ジャブが命中。2回にも左ストレートを決めたウシクが好調な滑り出しをみせる。

 3回にもワンツーを見舞ったウシクに4回、デュボアが右を返して反撃。5回開始後30秒の時点でデュボアの右がローブローになりウシクが悶絶。回復まで約4分を要した。再生映像ではパンチはウシクのベルトラインを捕えており、試合後デュボアと陣営は「反則打ではなかった。我々が勝利した」とアピール。再開後、ウシクは左でのけ反らせるなど再び優勢に転じる。

 6回、ボディー打ちを巧打したデュボアに7回、ウシクは左強打を浴びせて会場を沸かせる。8回、デュボアがやや優勢に進めていたが終了間際、連打で追い込んだウシクが英国人にヒザを着かせる。迎えた9回、一気にチャージするウクライナ人にデュボアはピンチ。右をアゴに食らった英国人は2度目のダウン。ルイス・パボン主審のカウントは10に達した。

フューリーとの4団体統一戦は実現するか?

 統一王座の2度目の防衛に成功したウシクは21勝14KO無敗。「とても気分がいい。チームと家族と子供たちに誇りを感じる。国とウクライナの軍隊にも誇りを感じる」とコメント。「デュボアのパンチを効いたか?」という質問に「股間に食らった一撃だけだ」とおどけるように語った。

 またフューリー戦に関しては「次にやりたい。明日でも準備ができている。でもフューリーの方はどうかな?」と牽制球を投じた。ジョー・ジョイス戦に続く2度目の黒星のデュボアは19勝18KO2敗。Photo by SUMIO YAMADA

Related article
関連記事