17日夜、後楽園ホールで日本L・フライ級4位の野田賢史(金子)がアヌワット・ジェームプラコーン(タイ)に2回1分41秒KO勝ち。川満俊輝(三迫)との日本同級王座決定戦で敗れてからの再起を果たした。今後はフライ級に上げてタイトルを目指す。=観衆1070人=

再起戦に勝利した野田
体格で上回る野田は開始から左を突いてプレス。すばしっこく動くサウスポーのアヌワットに左フックを合わせて難なくダウンを奪った。その後も左ジャブをビシビシと突き刺す。2回、ワンツーでのけぞらせたところ、アヌワットが自身の足元を指さしたが、これは右シューズのソールがはがれかけたからだった。
しかし中断の影響もなく、再開後野田が左ボディーを決めるとアヌワットは顔をしかめてダウン。立ち上がったがマーチン主審はカウントアウトした。
「やっぱりベルトが欲しい。(フライ級で)獲りに行く準備はできているので」と野田はアピールした。戦績は8勝5KO4敗。アヌワットは4勝4KO3敗。
■金子繁治の孫佳樹がA級初戦でKO勝ち
金子ジム主催「ゴールデンチャイルド・ボクシング145」として行われたこの日の興行のセミでは、金子ジム期待の金子佳樹が初8回戦に臨み、橘ジョージ(角海老宝石)に3回1分57秒TKO勝ち。
金子の強打が橘をとらえた。立ち上がりは金子の左ジャブからのプレスをはぐらかした橘だが、2回金子が右ストレートの合わせ打ちで効かせ、追撃してダウンをマーク。流れをグッと引き寄せた金子は3回も右クロスを入れるなど好感触をキープ。ここで橘の反撃打でバランスを崩す場面があったものの、強気の金子はまたも右ストレートを打ち込んでダウンを奪った。ダメージの深い橘にストップがかかった。
昭和の名選手金子繁治さん(元東洋フェザー級王者)を祖父に持つ佳樹は「相手のレベルも上がるので、気を引き締めて、いつも以上に練習をしました。やっとA級でプロボクサーになれたという気持ちです」と語り、先を見据えていた。金子は7勝5KO2敗、橘は10勝2KO7敗。
◇S・バンタム級8回戦
佐藤誠市(角海老宝石)[TKO5回2分42秒]稲元純平(熊谷コサカ)
左ジャブを差しながらクールな出だしを見せた稲元だが、2回にスタンスを変えてからは佐藤の攻勢を持て余す場面が目立ち始めた。ボディーも効かせた佐藤の攻めは回を追うごとに力強さを増し、右マブタが腫れて稲元苦しい展開。右フックの相打ちでも佐藤は止まらず、迎えた5回に稲元が防戦に追われたところでストップ。
◇S・ウェルター級8回戦
新田隆人(金子)[TKO3回2分31秒]セクサン・サパープポン(タイ)
◇東日本新人王予選ウェルター級4回戦
カドカ・ダルシャン(RK蒲田)[引き分け]田中慧士(花形)
※規定により、カドカの勝者扱い
◇東日本新人王予選S・フェザー級4回戦
蛯名創魅(DANGAN郡山)[TKO3回2分10秒]俺の名は優正(UNITED)
◇東日本新人王予選S・バンタム級4回戦
松本龍也(協栄)[判定]田島一輝(渡嘉敷)
◇S・フライ級4回戦
小沼夢有人(金子)[判定]佐野幸多(花形)
◇56.5キロ契約4回戦
山本トオル(金子)[判定]浅海聖文(熊野)

