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英洸貴と中川抹茶、熱闘の末ドロー 新人王西畑直哉も勝つ

2024年3月16日 1時14分

 「Fighting Bee28」が15日、後楽園ホールで行われ、メインのフェザー級8回戦は日本同級13位の英洸貴(カシミ)が中川抹茶(スパイダー根本)と三者三様のドローだった。

気迫もぶつかる好ファイトとなった英㊧-中川戦

 白黒こそつかなかったものの熱闘だった。フィジカル面の差も生かしてシャープな右でプレスする英に対し、サウスポー中川もギリギリの防衛線をキープしつつ気持ちの伝わる迎撃で対抗した。機敏な動きから右をダブルで繰り出す英がやや優位に進めたが、中川も左ボディのカウンターで引かない。中川は終盤、右フックも有効に決めて試合を接戦に持ち込んだ。

 最終的なスコアは77-75、75-77、76-76。戦績を12勝4KO2敗5分とした英は生き残った安堵感を称えつつ、王座挑戦の目標をアピールした。中川は15勝6KO2敗2分となった。

2年3ヵ月ぶりの白星をあげた草村㊨

◇S・ミドル級6回戦
草村龍弥(一力)[3-0(60-52×3)]美柑英男(渥美)

 大柄なサウスポーの草村は初回と6回に返しの右フックでダウンをマーク。それ以外は右ジャブ、左ストレート、右フックのパターンで得点したが、やや慎重にすぎた感も。美柑も仕掛けが少なかった。2年3ヵ月ぶりの勝利となった草村は4勝3KO1敗1分。美柑は9勝2KO15敗2分。

新人王獲得後第1戦をTKOで飾った西畑

◇ライト級6回戦
西畑直哉(T&H)[TKO4回2分33秒]浜崎隆広(仲里)

 昨年度全日本新人王の西畑とキャリア17戦の浜崎の対戦。潜り、変則的に飛び込んでくる浜崎をかわす西畑は徐々にリターンのタイミングをつかんだ。打ち返す右は切れを伴い、また体も流れない。4回、浜崎が左フックと見せかけて放った右で一瞬ばたついたものの、西畑はその後の追撃に乱されることなく右を決めてダウン。再開後の追撃でストップを呼び込んだ。浜崎は西畑の右に対応できておらず、妥当なストップ。西畑は7勝5KO1敗。浜崎は3勝1KO12敗3分となった。

樽井を破り日本王者狩野ほのか挑戦を決めたモンブラン㊨

◇女子日本アトム級挑戦者決定6回戦
モンブランみき(一力)[判定]樽井捺月(山木)
観衆=786人

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