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寺地拳四朗、ブドラーを圧倒して4王座統一目指す 9.18アマプラ興行発表

2023年7月19日 17時30分

 19日、都内のホテルで「Prime Video Presents Live Boxing5」の発表会見が催された。9月18日(月・祝)、有明アリーナで、寺地拳四朗(BMB)&中谷潤人(M.T)のダブル世界戦+那須川天心(帝拳)のプロ2戦目というラインナップ。試合の模様はPrime Videoが独占ライブ配信する。

9.18有明に出場する左から那須川、寺地、中谷。当日はオラスクアガも出場

 WBC・WBA世界L・フライ級チャンピオンの寺地は元ミニマム&L・フライ級王者のヘッキー・ブドラー(南ア)を迎える。35勝10KO4敗のブドラーは2018年に田口良一、京口紘人と連戦した日本のファンにもおなじみの選手。マカオで京口に10回TKO負けを喫しWBAスーパー王座を失ってからは、年に一度のペースで試合をこなしている。昨年6月、元王者エルウィン・ソトを下し、WBC王座への指名挑戦権を手にした。

 寺地は4月にアンソニー・オラスクアガ(米)との激闘に9回TKO勝ち。苦しい後半に強敵を攻め落とした一戦だったが、世界戦13試合目のベテランにして「より強くなった」と自負している。今回がWBC3度目、WBA2度目の防衛戦。ブドラーとの指名試合を受けたのは「4団体統一の可能性をまだ見ているから」ときっぱり。これをクリアして残るWBO、IBFの王座を集めたいというのが寺地第一の希望である。

 寺地のみるところのブドラーは「のらりくらりとして相手にペースを渡さないタイプ」という。そのブドラーに流れを渡さないよう、自分から積極的に仕掛けてペースをつかみたいと寺地は意気込んでいる。「圧倒宣言」も飛び出した。「絶対にKOになる。KOにこだわるとか、こだわらないでなく、レベルの差を見せます」と断言。いまの自身の強さに絶対的な自信を持っているようだ。

ブドラーを圧倒すると寺地

 寺地は今後、スパーリングなどの実戦練習を中心に仕上げていく予定。なお、当日はほかに、寺地が前回退けたオラスクアガの再起戦も組み込まれている。かつて中谷とWBOフライ級王座を争ったジーメル・マグラモ(比)とL・フライ級8回戦。

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