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井上尚弥の圧巻パフォーマンスを米メディア絶賛 PFPランキング1位、歴代グレートの声も

2023年7月26日 11時27分

 井上尚弥(大橋)がスティーブン・フルトン(米)を8回TKOで下し、WBC&WBO世界S・バンタム級王座に就いた一戦は米メディアでも高く評価されている。無敗王者のフルトンを完膚なきまでに叩きのめした一戦は、海の向こうにも強烈なインパクトを与えたようだ。

世界的プロモーター、アラム氏(井上の左隣)もご満悦だった

 老舗メディアのリング誌は「井上尚弥をチェックする必要がある。彼は人間というより機械かもしれない。“モンスター”というニックネーム以上かもしれない。彼はパンチを打つとき、大きなトルクを生み出すダイヤモンド型のふくらはぎを持っている。パンチはとても鋭く、フットワークは完璧だ。彼の微妙な動きが相手のディフェンスに大きな穴を作る。疑いの余地がないのは、彼が世界最高のファイターであるということだ」と書き出し、試合のレポートを掲載した。

 リング誌といえば世界で初めてパウンド・フォー・パウンド(PFP)ランキングを考案し、いまだそのランキングは世界最高の権威を持つ。井上は昨年、ノニト・ドネア(フィリピン)との再戦に勝利したあと、日本人として初めて1位に輝いた。現在はヘビー級3団体統一王者オレクサンドル・ウシク(ウクライナ)に続いて2位。同誌は「ランキングは変動するはず」と記し、井上の1位返り咲きがあると匂わせた。

 ESPNのマイク・コッピンガー氏は「井上は単に世界最高のボクサーではない。いまやオールタイムベストだ」と井上を歴代最高のファイターの一人だと称えた。

 記事は興奮した様子で続き、29日(日本時間30日)にラスベガスで開催されるウェルター級4団体統一戦、3団体王者エロール・スペンスJr(米)とWBO王者テレンス・クロフォード(米)の試合にまで言及して、次のように記した。

「井上がPFPキングであることに疑いはない。スペンスとクロフォードの土曜日の試合はPFPの覇権を決めると宣伝されているが、この2人が井上の座を奪おうとするなら特別なことをやり遂げねばならない。おそらく井上に次ぐ2位を争うことになるだろう」。

 ESPNのPFPランキングは、現在クオフォードが1位で井上が2位。ESPNで井上が1位になったことはないが、こちらでも1位になる可能性が出てきたようだ。

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