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寺地拳四朗に挑戦の2階級制覇ブドラー 王座返り咲きに向け「5年前とは別人」アピール

2023年9月12日 14時40分

 18日の有明アリーナでL・フライ級WBA&WBC王者の寺地拳四朗(BMB)に挑戦する元2階級制覇王者ヘッキー・ブドラー(南アフリカ)が12日、東京・神楽坂の帝拳ジムで練習を公開、メディアのインタビューに答えた。

ブドラーを挟んでカットマンのバーエンド・ペイルマン氏(左)とトレーナーのコリン・ネイサン氏

 ブドラーは母国で基礎体力トレーニングを15週間、寺地戦に向けたトレーニングキャンプを8週間積んで10日に来日。日本が3度目ということもあってか、時差ボケは1日で解消され、アウェー感もなく、「フレッシュな気持ちでジムワークをしている」と落ち着いた表情で話した。

 これまでWBAミニマム級王座を5度防衛し、18年5月にはWBA&IBF・L・フライ級王者の田口良一を下して2階級制覇を達成。初防衛戦で京口紘人(ワタナベ)に敗れて王座から陥落したが、その後もリングに上がり続け、昨年6月の挑戦者決定戦で元ミニマム級世界王者エルウィン・ソト(メキシコ)を下して再び世界戦のリングに戻ってきた。

 モチベーションを問われた35歳のベテランは「自分を超えること。再び世界チャンピオンになること」と自らの思いを説明。長年コンビを組むコリン・ネイサン・トレーナーは「(田口や京口と対戦した)5年前と比べるとキャリアを積み、フィジカルを強化し、パンチも上がっている。5年前とは別人だ」とブドラーの成長ぶりをアピールした。

ミット打ちはサウスポー・スタイルで

 寺地についてブドラーは「オールラウンドで素晴らしいファイター。すべてを警戒している」と王者をリスペクト。それでも公開練習はロープを軽く飛び、本来の右ではなくサウスポーでミット打ちをして終了と煙に巻くあたりに、本気度の高さを感じさせた。

 練習を視察した寺地陣営の加藤健太トレーナーは「もう少し小さいかと思ったけど体のサイズ感が分かって良かった(18年の予備検診で159.5センチ)」と収穫を口にしながら、「さすが2階級制覇チャンピオンだけに落ち着いている。あの平常心がのらりくらりというスタイルにもつながっているのかなと思う」とブドラーのメンタルの強さを警戒した。

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