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那須川天心の試合後会見「圧倒はできたと思う」成長実感、課題も見つかり視線は3戦目へ

2023年9月19日 1時25分

 ボクシング2戦目に勝利した那須川天心(帝拳)が18日、東京・有明アリーナで行われた試合後に記者会見に臨み、メキシコ・バンタム級王者ルイス・グスマン(メキシコ)との8ラウンドを振り返った。

会見を終えた那須川(右)と粟生トレーナー

 那須川は1、7回にダウンを奪い、8回の試合終了間際にもダウンに見えた一撃を加えて大差判定勝ち。倒しきれなかった理由を問われると、「前回と比べてどっしり構えたり、自分の思うような動きになってきたけど、1ラウンドにカウンターでダウンを取って、相手が何もしてこないときにどうやって攻めよう(と悩んだ)。打ったところに合わせるというスタイルだけになってしまったのがKOできなかった原因なのかなと思う。コーナーに戻って『どうやって攻めたらいいですかね』と聞いたりしていた」と明かした。

 本人が「苦戦じゃなく圧倒はできたと思う」と話したように、求めていたKO勝利にならなかったとはいえ、タフなメキシカンを非凡なスピードとステップワークで翻弄し、鋭いカウンターを何発も見舞ったのだから文句なしの内容とも言える。

 那須川も落ち込む様子は一切なく、「お客さんがいる以上、KOしてスカッと勝ちたいというのはあったけど、次は倒せるようにがんばろう、という明確な目標ができた。ボクシングは面白いな、強くなる機会が得られたと思う」とどこまでも前向きだった。

 帝拳ジムの本田明彦会長は那須川が成長途上にあることを強調した上で、「10戦以内に世界戦をやることはない」とじっくり経験を積ませる方針を強調した。

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