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日本フライ級王者の飯村樹輝弥 村上勝也に大差判定でV1

2023年11月4日 21時38分

 日本フライ級タイトルマッチが4日、後楽園ホール「WHO’S NEXT DYNAMIC GLOVE on U-NEXT」のメインで行われ、王者の飯村樹輝弥(角海老宝石)が挑戦者12位の村上勝也(名古屋大橋)に3-0判定勝ち。初防衛に成功した。スコアは99-91×3。

大差をつけた飯村(右)

 7月に永田丈晶(協栄)から王座を奪った飯村の初防衛戦。身長172センチの村上と164センチの飯村がともに積極的な立ち上がり。開始1分すぎ、飯村の右クロスで村上のヒザが一瞬砕けた。その後も村上は前に出て行くが、飯村が打ち終わりに左フックを合わせていく。村上は2回に偶然のバッティングで眉間をカットした。

 飯村は3回に右ストレート、返しの左フックを立て続けに決め、ボディ打ちも繰り出して自由自在。村上は打っては離れを繰り返し、完全に試合を支配し始めた。村上は5回、連打を食らったあとに反撃を見せたものの、5回終了時の採点は49-46、50-45×2で飯村がリードした。

 飯村は後半に入っても機動力が衰えず、右ストレート、左フックを断続的にヒット。右アッパーや左ボディもコンビネーションに入れて危なげなく試合を運んだ。村上も闘志は衰えない。しかし、いいパンチを単発でヒットしても続かず、逆にパンチを浴びてしまう。9回終了間際、ようやく左フックから飯村に連打を浴びせて見せ場を作った。 

 飯村は最終回も連打を披露してゴール。5勝1KO1敗。飯村の技巧で空回りしてしまった村上は14勝3KO3敗1分。

チャンピオンを挟んで佐藤直樹トレーナーと妻の真成美さん

飯村の話「内容にこだわって倒したかったというのが本音。ただ、KOにはならなかったけど、気持ちの強い相手で次につながったと思う。タイミングや強弱をつけるところが課題になった」

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