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アマ153勝の藤田健児あすプロ初タイトルマッチ 岩田翔吉は世界再挑戦に向け元世界王者と

2024年1月19日 15時20分

 20日後楽園ホール「WHO’S NEXT DYNAMIC GLOVE on U-NEXT」のセミで行われるWBOアジアパシフィック・フェザー級王座決定戦の前日計量は、同級1位の藤田健児(帝拳)が57.0キロ、ジョセフ・アンボ(比)が56.5キロでそろってクリアした。

初タイトルに挑む藤田(左)と対戦相手のアンボ

 藤田(5勝3KO)にとってプロ6戦目で初めて挑むタイトルマッチだが、アマチュアで174戦もの試合経験があるだけに落ち着いたもの。「(アンボは)正直、めちゃくちゃ強いというほどではない。触らせずに倒す、そういう試合をします」と30歳のホープは豪語する。

 この日は藤田の誕生日。「ケーキを食べたいけど」と笑いつつ、いつも通りのリカバリーに努め、明日の本番に臨むつもりだ。試合に備えて、同門の齋藤麗王、福井勝也、金子虎旦をパートナーに12ラウンドのスパーリングもこなしている。

「これを皮切りに、世界への扉を開けていきたい」と言うように、アンボ(13勝8KO3敗1分)とのタイトル戦が世界戦線への第一歩となる。類まれなサウスポーのテクニシャンは、宣言通りのパフォーマンスを見せることができるか。

世界再挑戦をアピールしたい岩田(左)と元ミニマム級王者クアルト

 セミセミのL・フライ級8回戦に出場するWBA2位、WBC1位、IBF9位、WBO1位の岩田翔吉(帝拳)、レネ・マーク・クアルト(比)も計量に合格した。岩田が48.8キロ、クアルトが48.9キロ。

 岩田(11勝8KO1敗)は一昨年11月にWBO王者ジョナサン・ゴンサレス(プエルトリコ)に判定負けしてから、これが再起3戦目。元ミニマム級世界王者のクアルト(21勝12KO4敗2分)と、世界への生き残りをかけた一戦となる。

 8月の前戦を終えてからも、東京合宿中のユーリ阿久井政悟(倉敷守安)とスパーリングをするなど、濃密なトレーニング期間を過ごしたと岩田は胸を張る。重岡銀次朗(ワタナベ)とのダウン応酬戦が記憶に新しいクアルトだが、結果のみならず内容も追い求めるつもりだという。

「試合がすごく楽しみです。まだ自分が見せていない部分を見せつつ、倒したい」と岩田は自信満々だった。

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