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重岡銀次朗が左ボディ一発で2回KO防衛 IBFミニマム級戦圧勝でV2

2024年3月31日 17時58分

 IBFミニマム級タイトルマッチが31日、名古屋国際会議場「3150FIGHT vol.8」で行われ、チャンピオンの重岡銀次朗(ワタナベ)が挑戦者6位ジェイク・アンパロ(フィリピン)に2回1分15秒KO回t。2度目の防衛に成功した。

代替挑戦者を左ボディで沈めた銀次朗

 当初挑戦者に予定されていた同級9位アルアル・アンダレス(フィリピン)が体調不良により試合のキャンセルを発表したのが5日前。急きょ挑戦者に抜擢されたアンパロのコンディションと銀次朗のパフォーマンスに注目が集まった。

 サウスポーの銀次朗は右手をやや前に出しながらいつもの構え。10センチ背の高いアンパロは銀次朗のジャブにいきなり左フックを合わせる。アンパロは銀次朗の打ち終わりを狙うスタイルだ。

 2回、銀次朗はギアを上げ、左フックを打ち込んでいった。これをアンパロはブロックしたが、10数秒後、銀次朗がジャブから踏み込んで左ボディを突き上げると、これがレバーに食い込んでアンパロがダウン。悶絶して立ち上がることができなかった。

 銀次朗は11勝9KO1無効試合。勝利者インタビューで「試合前から(対戦相手が変わるなど)いろいろあって、あたふたしたりして、心境もブレブレのときもあった。やりながらどんな相手かとみていこうと思ったけど、まさか自分でもボディ、ワンパンで倒せると思っていなかった。冷静に戦って良かった。これから先も一度も油断することなく勝ち続けたい」と答えた。

 練習では納得のいくスパーリングができず、まだまだ伸びしろがあると感じたそうだ。銀次朗は「これからも成長を見守ってほしい」ともアピールした。

 前WBO-AP王者のアンパロは世界初挑戦失敗。昨年12月、元IBF王者ペドロ・タドゥラン(フィリピン)との挑戦者決定戦に続く2連敗となった。14勝3KO6敗1分。

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