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次のステージに進むのは井岡一翔か、マルティネスか あすS・フライ級2団体統一戦

2024年7月6日 13時11分

 あす7日、両国国技館で開催される「LIFE TIME BOXING FIGHTS 22」の計量が6日、品川プリンスホテルで行われた。メインのS・フライ級2団体統一戦は、WBA王者の井岡一翔(志成)が52.0、IBF王者フェルナンド・マルティネス(アルゼンチン)がリミットの52.1キロで合格した。

マイダナ氏をはさんで井岡とマルティネス

 4階級制覇の井岡一翔(35=31勝16KO2敗1分)は昨年6月、ジョシュア・フランコ(米)を下して獲得した王座の2度目の防衛戦。2団体統一戦はキャリア3度目だ。

 計量後に記者会見が開かれ、井岡は「明日は圧倒的な強さを見せて統一する。それだけです」と決意を口に。経験の豊富さについて問われると、「過去の経験よりこらからが大事。次の挑戦に向けての気持ちをより強く持って挑んでいきたい」と先も見据えた。

井岡

 井岡と同じイスマエル・サラス・トレーナーの門下生、元WBA・S・ライト級王者ローランド“ローリー”ロメロ(米)が井岡の応援のために来日、計量会場に姿を見せた。
 
 マルティネス(32=16勝9KO)は22年2月、ジェルウィン・アンカハス(フィリピン)から奪った王座の3度目の防衛戦。統一戦は初めてとなる。

 計量前からアルゼンチン陣営が歌を歌って盛り上がりまくったマルティネスは「明日はお互いに国を背負っての戦争になる。歴史的な試合になると思う」と気合い十分だった。

マルティネス

 イギリスのブックメーカー、ウィリアムヒルの出しているオッズは、井岡の勝利が1.66倍、マルティネスの勝利が2.2倍。井岡が有利と見られている。イベントの模様はABEMAで7日15時45分から無料生中継される。メインは8時ごろゴング。フリーノックダウンで、公開採点はない。

■S・フライ級世界王者
WBA 井岡一翔(志成)
WBA暫定 ダビ・ヒメネス(コスタリカ)
WBC ジェシー・ロドリゲス(米)
WBC暫定 ペドロ・ゲバラ(メキシコ)
IBF フェルナンド・マルティネス(アルゼンチン)
WBO 田中恒成(畑中)

 セミの56.0キロ10回戦に出場するWBAバンタム級2位の堤聖也(角海老宝石)は55.8キロ、対戦相手のウィーラワット・ヌーレ(タイ)は55.6キロをマークした。

 会見した堤は「今回の試合を世界前哨戦と言ってもらうけど、僕の中では年末の試合が前哨戦だった。以来、ずっと世界を考えて練習をしている」と説明。長身のウィーラットをしっかり倒し、世界につなげるつもりだ。

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