大阪商大 2年ぶり6度目V 5戦全勝で関西学生リーグ制す OBの京口紘人が応援
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2024年7月7日 21時29分
S・フライ級のWBA&IBF王座統一戦が7日、両国国技館のセミで行われ、WBA王者の井岡一翔(志成)がIBF王者フェルナンド・マルティネス(アルゼンチン)に3-0判定負け。井岡はWBA王座の2度目の防衛に失敗した。マルティネスはIBF王座の3度目の防衛に成功、WBA王座も吸収した。スコアは116-112、117-111、120-108だった。
先に仕掛けたのはマルティネスだった。左右のフック、アッパーを思い切りスイングして井岡を下がらせる。しかし井岡も戦前の公約通り、グッと踏みとどまって打ち合いへ。左ボディをダブルで打ち込むと、これが効いたのか、マルティネスの手数がピタリを止まった。ところがしばらくすると再び攻勢。スリリングな立ち上がりとなった。
マルティネスは攻めて、休んでを繰り返し、そのたびに攻守が入れ替わった。マルティネスは振るときは振るが、パンチはなかなかコンパクト。対する井岡はカバーリングとダッキングで芯を外し、右ストレート、左ボディを軸に攻めて行く。左ボディは効果的に見えた。
マルティネスは右のシャープな打ち下ろし、アッパーを効果的に使った。井岡は芯を外しているものの被弾して見栄えは良くない。井岡は圧力をかけていったが、マルティネスが失速する気配はなかった。
終盤も互いの意地がぶつかり合った。どちらも引かず、井岡はマルティネスに攻められると、すぐさま前に出てパンチを打つ。勝負にかける執念が伝わってくる。マルティネスは落ちてくると思われたが、いっこうに落ちてこない。最終回は両者ともに最後の力を振り絞っての打ち合い。マルティネスがスリップダウンしたところで終了のゴングが鳴った。
互いに譲らない互角の攻防が12ラウンド続き、両者ともに決定打は生み出せなかった。緊張の中、読み上げられたスコアは、意外にも差が開いてマルティネスだった。
35歳の井岡は31勝16KO3敗1分。12年6月、八重樫東を下してミニマム級でWBA&WBC王座を統一して以来の2団体統一を逃した。32歳のマルティネスは17勝9KO。
マルティネスの話「勝利を得て感動している。うれしくてたまらない。私の父親、母親、娘達、すべての人に感謝したい。再び日本に戻ってきて試合をしたい。井岡は生きたチャンピオンだった。私はリングでできることをすべて出した。私の望んだ戦い方だった」
マルティネスは今後について、WBC王者ジェシー“バム”ロドリゲス(米)、WBO王者の田中恒成(畑中)との統一戦に興味を示しつつ、井岡との再戦も含めて「ファイトマネー次第」と回答。記者会見に応じた井岡は「やるべきことはやった。1ラウンド、1ラウンド、全身全霊をかけてやっていた。倒すことを考えていたので採点は分からなかった。(再戦も含めて)今後のことは現時点で何も考えられない」と答えた。観衆=4235人
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