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IBFバンタム級王者 西田凌佑 奈良県スポーツ特別功労賞 大仏殿前で防衛戦プランも

2024年7月29日 21時34分

 IBF世界バンタム級王者、西田凌佑(六島)が29日、山下真・奈良県知事から奈良県スポーツ特別功労賞が贈られた。ボクシングで同賞を受けたのはWBA世界S・フライ級王者、名城信男(奈良市出身、六島)、WBC世界L・フライ級王者、寺地拳四朗(県立奈良朱雀高出身、BMB)に次いで3人目。

授賞式にて。中央が西田

 奈良県香芝市生まれの西田は県立王寺工高でボクシングを始め、国体で優勝。近大に進んで1部リーグ優勝に貢献するも、卒業後は大手パンメーカーに就職。しかし、ボクシングをやり切った思いがなかったことから、同期生が所属する六島ジムに入門。比嘉大吾や大森将平を破って頭角を表し、今年5月、プロ9戦目で世界初挑戦。王者、エマヌエル・ロドリゲス(プエルトリコ)から4回にダウンを奪って3-0の判定勝ちを収め、ジムでは名城に続く2人目の世界王者になった。

 枝川孝・六島ジム会長、武市晃輔トレーナー、名城信男・近大ボクシング部監督、高見公明・王寺工高ボクシング部監督、妻沙捺さん、長女莉奈ちゃんとともに県庁を訪れた西田にサプライズ。入口で県庁職員、来庁者らが並んで拍手で出迎えたのだ。2006年8月に受賞した名城監督は「僕の時はだれもいなかった」とぼやいたほどのビッグな歓迎。

 知事応接室での授賞式で知事から「初挑戦で世界王者は県民の誇り。スポーツ関係者に勇気と感動を与えました」とたたえられた。普段の生活や、減量を聞かれたあと、「初防衛戦は」と水を向けられると「12月ごろです」と年内に大阪で防衛戦を行うことを明かした。

 来年にはタイトルの統一戦も視野に試合を組んでいくが、最大の目標は那須川天心(帝拳)との防衛戦。枝川会長は「一番やりたいのは天心」と公言、西田も「できるならやりたい」とビッグマッチに意欲をみせた。試合会場に東大寺の大仏殿前が候補にあがっており、古都・奈良の夢は広がりを見せそうだ。

せんとくんも祝福
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