December
10
Tuesday

ボクシングニュース | ボクシングビート編集部制作

share

11°C Clouds
Tokyo

Boxing News(ボクシングニュース)

Home > recommend > 堤聖也が初の12Rスパーリング J・マロニー&小國以載の元世界王者と

堤聖也が初の12Rスパーリング J・マロニー&小國以載の元世界王者と

2024年9月20日 17時30分

 WBA世界バンタム級チャンピオン井上拓真(大橋)にチャレンジする同級2位の堤聖也(角海老宝石)が20日、東京・大塚の所属ジムで12ラウンドのスパーリングを行った。堤は10月13日に有明アリーナの「Prime Video Boxing10」Day1で井上と対戦する。

小國㊧、マロニー㊨と試合を想定した12ラウンドのスパーを行った堤

 この日、堤は前WBOバンタム級王者ジェイソン・マロニー(豪州)、そして元IBF・S・バンタム級王者小國以載(角海老宝石)と6ラウンドずつのスパーリング。マロニーは今回、堤のサポートのために来日している。「人生で初めて」という12ラウンドのスパーを、たしかな技巧を持つ2人の元世界チャンピオンと行った。

 まず前半はマロニーと手合わせ。堅いブロッキングからジャブ、パワーショットを放つマロニーに対し潜って接近し、得意のスイッチを使って連続攻撃を仕掛ける堤。早々に汗ぐっしょりとなったものの、動きを落とさず、マロニーに迫り続けた。

 7ラウンド目からは相手が小國にチェンジし、動きの止まった隙にジャブ、ストレートを浴びる場面もあったが、頭を動かしてはしつこく攻める。11ラウンドには小國の左ボディーがきれいに決まったものの、堤は止まらず最後までアクセルを踏み続けた。スパーが終わって小國もその体力にあきれていた。

 まずは上々と見えたが、「ジェイソンからの小國さんで、シンプルにボクシングが難しかった。でも僕的にはもっとできると思っています」と堤は言う。夢の世界タイトルマッチが近づき、「あと1ヵ月後にはもう全部(結果が)出ている。ここ数日はそんなことを考えるようになりました」。

 「泣いても笑ってもその日は来るんだから、一日一日を大事に、やり残しなくやっていく」。強力チャンピオンの井上拓真に挑む堤はそう話していた。

Related article
関連記事