11月21日（木）に後楽園ホールで予定される「Lemino フェニックスバトル125」の発表会見が24日に都内で催された。メインカードはライト級のWBOアジアパシフィック×OPBF統一戦。WBO-AP王者の保田克也（大橋）とOPBF王者の宇津木秀（ワタナベ）が対決する。試合の模様はLeminoで無料配信される。

　「僕にとっても、宇津木選手にとっても、世界につながる大切な一戦」と保田が語ったように、地域王座統一戦には世界へのサバイバル戦の意味合いもある。宇津木もそこは承知しており、「世界に行けるチャンスを落とさないよう、しっかりと勝ちます」と力強く語った。

　ご存じのとおり、同級は実力者ぞろい。さらに日本チャンピオンの三代大訓（横浜光）もおり、この保田-宇津木戦を皮切りに好カードの実現を期待したくなる激戦区だ。

　また当日のセミもライト級戦線の今後に影響を与えそうな楽しみな一戦。「アジア最強トーナメント」の決勝戦、今永虎雅（大橋）-齊藤陽二（角海老宝石）のカードだ。ともにKOで勝ち上がっており、スリリングな内容となるのは必至。会見に出席した今永は「来年はタイトルマッチに絡めるよう、この試合もしっかり倒して勝って、つなげます」とKO宣言していた。

　この日はほかに、左右田泰臣（EBISU K’s BOX）-豊嶋亮太（帝拳）の日本S・ウェルター級王座挑戦者決定戦、湯場海樹（ワタナベ）-シーサー皆川（平仲BS）の日本ウェルター級王座挑戦者決定戦、仲里周磨（オキナワ）-アオキ・クリスチャーノ（角海老宝石）の8回戦など注目試合が目白押しとなっている。