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アマ世界選手権優勝者の坪井智也がプロ転向 帝拳ジムに所属し3.13「U-NEXT BOXING2」で初戦

2025年1月27日 17時24分

 アマチュアの21年世界選手権バンタム級優勝者の坪井智也(28歳)がプロ転向することが発表された。坪井は帝拳ジムに所属して今後A級プロテストを受験し、3月13日に両国国技館で行われる「U-NEXT BOXING2 トリプル世界タイトルマッチ」の前座でデビュー戦を行う予定。プロではスーパーフライ級を主戦場にする。

プロ転向会見に臨んだ坪井。3月13日にプロ初戦を予定

 静岡県浜松市出身の坪井は11歳でボクシングを始め、浜松工業高校、日本大学、自衛隊体育学校でアマチュアボクシング131戦。106勝10KO・RSC25敗の戦績を残した。

 国内アマチュアの最高峰である全日本選手権は日大時代の14年から4連覇を果たし、軽量級の第一人者の座を固める(同大会は5度優勝)。アマチュア時代のハイライトは21年、ベオグラードで開催された世界選手権。バンタム級の坪井は5試合を勝ち上がり、ウェルター級岡澤セオンとともに日本史上初の同選手権優勝者に輝いた。

 しかしオリンピックとは無縁で、24年パリ大会を目指すも最終予選を体調不良のため棄権し出場は叶わず、アマチュアボクシングからの引退を表明。昨年末に自衛隊を退職していた。

 この日の会見に出席した坪井は「プロデビュー戦でこんな大きな会場、感謝しています」とあいさつ。パリ五輪の夢破れ、一時はボクシングを引退するつもりだったが、同じ1995年生まれの選手たちがプロで活躍する姿に刺激され、「僕もまだまだ頑張りたい」とプロの道に進むことを決意したという。

 アマチュアで培ったものに「プロで必要なものをミックスしながら自分のボクシングを作っていきたい」と坪井。アマチュアの世界レベルで戦うにあたり、スピード豊かで緩急の利いたボクシングを得意にしていたが、もともと大学時代は打撃戦も得意なファイターだった。「一戦一戦、やれることをしっかりやっていけば自ずと上は見えてくる」と意気込みを語った。

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