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「3年以内に世界を」アマ8冠荒竹一真が大橋ジムからプロ転向 

2025年3月28日 11時35分

 アマチュアの逸材がまたしてもプロの頂点を目指す――。2023年度全日本選手権ミニマム級優勝者、荒竹一真(駒沢大学・22歳)が大橋ジムからプロ転向することになり、27日同ジムで記者会見を開いて発表した。

左から父俊也さん、荒竹、大橋会長、太田トレーナー

 荒竹は会見で「井上尚弥選手らがいる大橋ジムは憧れだった。目標である世界チャンピオンを達成するために大橋ジムでやりたいと思った」「将来は大橋ジムを背負うようなボクサーになりたい」とビッグな野望を明らかにした。

 28年のロサンゼルス五輪をあきらめたのは、この大会から55kg級が最軽量級となるため、ミニマム級がベストの荒竹にはハンデが大きすぎるからだ。 

 「3年以内に世界チャンピオンになりたい」とも。これを聞いて大橋秀行・大橋ジム会長は「3年は長い。もうちょっと早く……」。それほど期待しているということだ。 

 荒竹一真は鹿児島県鹿屋市出身。5歳の頃、元プロボクサーの父俊也さんが地元鹿屋市でボクシングジムを始めたのとほぼ同時にボクシングの手ほどきを受け、高校で全国高校総体(インターハイ)に優勝したのをはじめこれまで全国大会と国際大会を合わせ8冠を手にしている。また22年のアジア選手権で銀メダルを獲得した他、国際大会の出場経験も豊富。アマ戦績は65戦58勝11RSC7敗。

 担当トレーナーには、父の俊也氏と、井上尚弥のミット打ちを担当してきた太田光亮氏がつく。俊也氏はアマの世界選手権優勝者・岡澤セオンを鍛えて成功に導いた指導者としても有名で、昨年パリ五輪の日本代表、岡澤と原田周大はとも俊也氏が担当した。セオンは同時に若い一真との一緒に練習して大きな刺激を受けたと明らかにしている。

 荒竹はサウスポーの万能型ボクサーファイター。1試合3ラウンドのアマチュアと比べ、プロは世界戦が12回戦の長丁場だが、一真は中学時代は駅伝の選手だったこともあり「スタミナにも自信ある」と言う。変幻自在のフットワークとスピードが売りもののボクサーだ。  

 4月10日にB級のプロ・テストを受け、5月28日横浜BUNTAIで行われる武居由樹のWBO世界バンタム級王座防衛戦と同じリングでプロ・デビュー戦を予定している。

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