元2階級世界王者でWBA世界フェザー級3位の亀田和毅(35=TMK)が10月に米国で予定されている同級世界王座挑戦に向けて30日、関西国際空港からメキシコ合宿に出発した。メキシコシティで親交があるIBF&WBO世界S・フェザー級王者、エマヌエル・ナバレッテ(31=メキシコ)とスパーリングを重ねて、米国に乗り込む構えだ。

メキシコ合宿へ旅立った亀田
亀田はブランドン・フィゲロア(29=米国)が持つWBA世界フェザー級タイトルに挑むにあたり、スパーリングパートナーを探したが、フィゲロアに似た選手が国内外で見つからなかった。このため、S・バンタム級時代にスパーリングをしたことがあるナバレッテを頼ってメキシコ行きを決めた。
「3団体制覇を目指すナバレッテ陣営からもスパーリングの申し出があった。手合わせするのは8年ぶりになると思うが、ナバレッテは1階級上だし、フィゲロアより1段階強い選手。ナバレッテのジムは標高2000メートルのメキシコシティより、さらに800メートル高地にあって、タフな環境でスタミナがつくと思う。とにかく心肺を強化して20ラウンドくらい動ける体づくりをします」と亀田は意気軒昂。
「15歳でメキシコに行き、これまでいろいろな経験を積んだ。これが最後の気持ちですべての経験を出し切りたい」。メキシコ人の妻と2人の子どももメキシコ便に同乗したが、家族は妻の実家で過ごし、亀田は別行動でナバレッテの自宅に泊まって3階級制覇へ打ち込む。「まだ試合の日時は発表されていないが、試合の1週間前に平地に下りて、会場に乗り込みます」
「これまで47戦したが、その中でも一番強い選手のフィゲロアと敵地で戦うモチベーションは高まっています。帰国するときは3階級目のベルトを持ち帰ります」。亀田はラストかもしれないビッグチャンスをものにして、井上尚弥(大橋)との対戦を熱望する。
亀田は42勝23KO5敗。


