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IBFがJBCに謝罪文、亀田大は王座返上へ

2014年3月19日 17時50分

 日本ボクシングコミッション(JBC)は19日、都内の事務所で記者会見を開き、亀田大毅(亀田)が出場した昨年12月3日のWBA・IBF世界S・フライ級王座統一戦を巡る問題について、IBFが混乱を招いた責任を認めJBCに謝罪したと発表した。

IBFがJBCに謝罪、亀田大は王座返上へ(ボクシングニュース)
統一戦問題について記者会見する秋山理事長(左)

 IBFがJBCに送ったレターは3月14日付け。それによると、IBF立会人のリンゼイ・タッカー氏が試合前日に記者会見し、体重超過の前WBA王者リボリオ・ソリス(ベネズエラ)にIBF王者の大毅が敗れた場合は「IBF王座は空位になる」と発表し、翌日に大毅が試合に負けたあとで「王座は保持」と前言を翻した─など一連の事実を認定。その上で混乱を招いたすべての責任はIBFにあり、JBCに謝罪すると明記した。

 JBCはこれまで大毅の持つIBF・S・フライ級王座を空位とするようIBFに要請してきたが、IBFは「挑戦者が体重超過の場合、王者が勝っても負けて王座は維持」という本来のルールに従い、大毅を王者と認定してきた。これについてJBCは「納得できない」とし、今後も12月3日の大毅の初防衛戦をV1にカウントしない方針。一方で、JBCの秋山弘志理事長は、大毅のタイトル返上のニュースを受けて「もう議論しても仕方がない。(返上は)評価しないといけない」と語った。

 これで一連の問題が一気に解決に向かうかといえば話は別だ。JBCが亀田ジムの会長とマネジャーのライセンスを更新せず、亀田3兄弟の国内活動が事実上停止となっている事態については「会長とマネジャーがその職務をまっとうしていないことがライセンスを更新しない理由」(秋山理事長)とあらためてガバナンスの問題を強調した。

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