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2014年8月27日 11時03分

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ニュース 見どころ 前回の試合 両選手の比較

NEWS(ニュース)

2014年9月13日(土)
メイウェザーvsマイダナ、2階級王座かけあす激突https://boxingnews.jp/wp/news/17657/

2014年9月13日(土)
メイウェザーvsマイダナ2、村田諒太の分析https://boxingnews.jp/wp/news/17628/

2014年9月11日(木)
山中慎介、メイウェザーvsマイダナ2について語るhttps://boxingnews.jp/wp/news/17590/

2014年9月11日(木)
メイウェザーDV質問でムッツリ、マイダナ豹柄https://boxingnews.jp/wp/news/17563/

2014年9月10日(水)
メイウェザーvsマイダナ2 出場選手がMGMに到着https://boxingnews.jp/wp/news/17537/

2014年9月5日(金)
メイウェザー公開練習、雑音封じるハードトレhttps://boxingnews.jp/wp/news/17335/

2014年8月22日(金)
メイウェザーvsマイダナ2、主審はケニー・ベイレスhttps://boxingnews.jp/wp/news/16813/

2014年8月16日(土)
サンタクルスら豪華布陣 メイvsマイダナ前座発表https://boxingnews.jp/wp/news/16679/

2014年7月31日(木)
WBCがメイウェザーの2階級防衛を承認https://boxingnews.jp/wp/news/16196/

2014年7月18日(金)
メイウェザーvsマイダナ、テキサスでは乱闘寸前https://boxingnews.jp/wp/news/15906/

2014年7月15日(火)
メイウェザーvsマイダナ2 NYでプレゼン第1弾https://boxingnews.jp/wp/news/15786/

2014年7月11日(金)
メイvsマイダナ2 宣伝ツアーにデラホーヤ氏欠席https://boxingnews.jp/wp/news/15682/

2014年7月11日(金)
メイウェザーvsマイダナ2決定 9.13MGMグランドhttps://boxingnews.jp/wp/news/15656/

2014年7月2日(水)
メイウェザーがマイダナとの再戦を明言https://boxingnews.jp/wp/news/15389/

2014年6月12日(木)
107億円!メイウェザーが長者番付防衛https://boxingnews.jp/wp/news/14879/

2014年5月21日(水)
メイウェザー次戦は9.13、パッキャオ戦は望み薄https://boxingnews.jp/wp/news/14252/

2014年5月20日(火)
メイvsマイダナ視聴件数は90万件https://boxingnews.jp/wp/news/14228/

2014年5月4日(日)
山中「メイにあたられる選手は思い浮かばない」https://boxingnews.jp/wp/news/13691/

2014年5月4日(日)
メイウェザーがマイダナに2-0判定勝ちhttps://boxingnews.jp/wp/news/13685/

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Preview(見どころ)

メイウェザー「私と戦えば他のだれと戦うよりも儲かる。たとえ負けてもだ!」

第1戦記者会見のフェイスオフ

 本誌ボクシング・ビートが掲げたメイウェザーvsマイダナ第1戦レポートのメインタイトルはこうだ。
「メイウェザー、キングの座守る」

 しかしこれだけでは不十分だろう。サブの見出しを読むとこの試合の中身、あるいは印象といったものがもう少し明確になってくる。
「カスティーリョ戦以来の苦闘」

 今年5月の第1戦はメイウェザーの2-0判定勝ち。試合前の賭け率は11-1で圧倒的にメイウェザーだから、明白判定勝ちとはいえ、2-0のマジョリティー・ディシジョンでは、メイウェザー支持者のストレスもたまったはずである。ちなみに5月の試合の報酬(最低保証額)は、メイウェザーが日本円で32億円、マイダナが1億6000万円。まったく立場が違うのだ。こうした前提を踏まえた上で、本誌は「カスティーリョが勝っていた」という声も多い2002年のメイウェザーvsホセ・ルイス・カスティーリョ第1戦を持ち出したのである。

 さすがに5月の試合を「マイダナが勝っていた」という人は、アルゼンチン人以外では少数であろうが、伏兵に見せ場を作らせてしまったメイウェザーが少なからずプライドを傷つけられたであろうことは想像に難くない。そこでメイウェザーはダイレクト・リマッチを選んだ。パウンド・フォー・パウンド最強と呼ばれる男のプライドがそうさせたのだ。「疑惑の判定」とまで言われたカスティーリョ戦のとき、まだプリティー・ボーイと呼ばれていたメイウェザーがダイレクト・リマッチを選択した事実を思い出せば、当然の成り行きと言えるのかもしれない。

 もちろんアルゼンチンの強打者とて再戦に異論はなかった。そんなマイダナを「彼が私と戦いたいのはマネーが稼げるからだ。私と戦えば、他の誰とやるより儲かるからね。たとえ負けるにしてもだよ」と挑発したのは、いかにも現在の“ザ・マネー”メイウェザーらしいと言えるだろう。

第1戦はマイダナの増量が“善戦”につながった!?

マイダナのアタックをかわすメイウェザー

 では、第2戦はどのような展開になるのだろうか。プレビューをするために、まずは簡単に第1戦を振り返ってみよう。持ち前のスピードとL字ガードを駆使するメイウェザーと、猛進型のマイダナの一戦は、戦前からマイダナがグイグイとアタックを仕掛け、メイウェザーがそれをさばく、という展開が予想された。そしてまったく予想通りの構図で試合は動き始めたのである。

 しかし予想外だったのは、マイダナのプレスが思いのほか効いたということだろう。メイウェザーは決してクリーンヒットを許さなかったが、脳天に打ち下ろすようにパンチを振り回すマイダナの攻勢が前半のポイント獲得につながり、1万6000人を超える観衆を興奮させた。つまりマイダナは先制攻撃に成功したのである。

 マイダナの奇襲が成功した要因のひとつにウエートが挙げられる。非公式な当日計量のデータによると、メイウェザーは前日計量から2ポンド増量してリングに上がったのに対し、マイダナの増量幅は8.5ポンド。当日の体重は165ポンド(74.84キロ)でなんとS・ミドル級にまで達していたのである。メイウェザーとの差は17ポンド(7.7キロ)で、実質3階級もの差が生まれた計算だ。

 それでいてマイダナの動きは決して悪くなかった。中盤以降にやや手数が減少したとはいえ「ガス欠」ほどの落ち込みは見せなかった。マイダナの参謀役ロバート・ガルシア・トレーナーは、第2戦ではマイダナの増量幅を抑えると公言しているが、はたして本気で言っているかは疑問だ。マイダナがスピードやテクニックでメイウェザーに勝てないのは世界中のだれもが知っていること。であれば長所を徹底的に強調し、前回以上の荒っぽさでキングに向かっていくのが得策ではないだろうか。勝利への可能性を追求するなら、それがベストの選択のように思える。

メイ最強神話復活にカギはカネロ戦並みのコンディショニング

ニューヨークでのプレスツアー

 メイウェザーはおそらく「もう一度やればもっと差をつけて勝てる」という自信があるからこそ、この再戦を選択したに違いない。今度こそはマイダナを完膚なきまでに叩きのめし、揺らぎ始めた最強神話を再び確固たるものにしたい。そのためには前回のような内容ではダメで、キーになるのはやはりコンディション作りになろう。

 37歳のメイウェザーは本当に下り坂を迎えているのか。実際にそう感じさせた試合もあった。しかしどうだろう、昨年9月のサウル“カネロ”アルバレス戦で見せたキレのよさはいったいなんだ!? メイウェザーも人の子、やはりモチベーションによってトレーニングの中身に濃淡が出るのは避けられない。前回のパフォーマンスを見る限り、マイダナ第1戦は、必ずしもメイウェザーのハートに火をつけたようには見えなかった。それに対しあのような内容を踏まえたダイレクト・リマッチは、メイウェザーにとっても十分に高いモチベーションが得られるのではないだろうか。

 今回もスピードと技術のメイウェザー、強打のマイダナという構図は第1戦とまったく変わらず、そういう意味では見ている者にとって非常にわかりやすい試合になるだろう。予想はメイウェザー優位に傾くが、マイダナの意外性がアップセットを起こさないとも限らない。もしメイウェザーが敗れるなら、それは世界のボクシング地図が塗り替えられる一大事。やはりメイウェザーの試合は見逃せないのだ。

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Replay(前回の対戦)

5.3ラスベガスMGMグランド・ガーデン・アリーナ
WBC・WBA世界ウェルター級王座統一12回戦

1R マイダナが先制攻撃を仕掛け、メイウェザーをロープに押し込み攻勢アピール。
2R メイウェザーがマイダナのアタックに対応し、右をクリーンヒット。
3R 相変わらず猛進して手数を出すマイダナ。有効打はメイウェザー。
4R メイウェザーは右アッパーを決めるが、偶然のバッティングで右目じりをカット。
5R メイウェザーの傷に乗じてマイダナがジャブ、右クロスをヒット。
6R メイウェザーがジャブ、右ストレートでコントロール。マイダナに疲れ。
7R メイウェザーが右をヒットさせ、マイダナを突き放しにかかる。
8R マイダナが再びネジを巻き直して前へ。ジャッジ2者がマイダナを支持。
9R メイウェザーが上下のコンビネーションをヒットさせてポイントを奪取。
10R メイウェザーが強烈な右ストレートをマイダナに打ち込む。
11R マイダナが気迫で前に出るものの、メイウェザーの対応が上回っている印象。
12R メイウェザーが無理をせずにフィニッシュ。マイダナも最後まで足は動いた。

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Tale of The Tape(両選手の比較)

WBC・WBA世界ウェルター&WBC世界S・ウェルター級王者
フロイド・メイウェザー(アメリカ)

生年月日 1977年2月24日生まれ(37歳)
出身地  米ミシガン州グランドラビッズ
ホーム  米ラスベガス
身長   173センチ
リーチ  183センチ
タイプ  右ボクサー
アマ戦績 84勝6敗
アマ実績 1996年アトランタ五輪銅メダル
デビュー 1996年10月11日(2回TKO勝ち)
戦績   46勝26KO無敗
世界戦  23勝11KO
タイトル WBC世界S・フェザー級、WBC世界L・級、WBC世界S・ライト級、IBF、WBA&WBC世界ウェルター級、WBC&WBA世界S・ウェルター級

挑戦者WBAウェルター級2位
マルコス・マイダナ(アルゼンチン)

生年月日 1983年7月17日生まれ(31歳)
出身地  マルガリータ(アルゼンチン・サンタフェ)
ホーム  ホセ・レオン・スアレス(アルゼンチン・ブエノスアイレス)
身長   170センチ
リーチ  175センチ
タイプ  右ファイター
アマ戦績 ─
アマ実績 2003年世界選手権ベスト8
デビュー 2004年6月12日(初回KO勝ち)
プロ戦績 35勝31KO4敗
世界戦  7勝4KO4敗
タイトル WBA世界S・ライト級、WBA世界ウェルター級

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