MVPはS・フライ級の橋詰将義 西日本新人王決勝
2014年9月15日 2時07分
2014年9月14日 20時17分
日本L・フライ級8位で世界挑戦経験歴もある角谷淳志(金沢)が14日、郷里の兵庫県篠山市の篠山総合スポーツセンターで行われた10回戦で、タイのダウット・マノップカーンチャーンを4回に2度倒しTKO勝ちを飾った。篠山市で初めて行われたプロボクシングは、地元期待の角谷に再度世界を目指してもらおうと、「壮行試合」と銘打って行われ、リングサイドには酒井隆明市長も応援に駆け付けた。
角谷は、最初とらえどころのない動きをする相手を攻めあぐんでいたが、3回あたりから右のタイミングが合い出し、4回、得意の右ストレートをダウットのアゴにカウンターして痛烈なダウンを奪う。タイ選手はなんとか立ち上がったが、すかさず連打して、最後は右から左フックの返しを決めて再び倒すと、宮崎主審はノーカウントで試合をストップし角谷の手を上げた(記録は4回2分31秒TKO勝ち)。
地元で試合をしたいという夢が実現し、しかも最後はきれいにKO勝に仕留めて、角谷はガッツポーズ。リングの上からマイクを手に「世界でも日本でも何かタイトルを持って帰り、篠山市の皆さんに恩返ししたい」と駆けつけた地元フアンに向かってアピールしていた。金沢英雄会長は「早ければ12月にも東洋(OPBF)をやらせたい」と、語っていた。角谷(29歳)の戦績は、15勝8KO4敗1分。ダウット(19歳)は10勝3KO7敗1分。
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