サンタクルス、リゴンドウとの統一戦に意欲
2014年9月17日 11時26分
2014年9月16日 21時16分
16日東京・後楽園ホールで行われた「ダブル世界前哨戦」のメインイベントは、元世界2階級制覇王者の井岡一翔(井岡)がフライ級10回戦でWBA同級14位のパブロ・カリージョ(コロンビア)を3-0判定で下して再起に成功した。スコアは98-92、99-93、99-91。
3階級制覇をかけた5月のIBFフライ級タイトルマッチで、王者アムナット・ルエンロエン(タイ)に敗れてプロ初黒星を喫した井岡。11年8月のWBCミニマム級タイトル初防衛戦以来となる後楽園ホールが再起戦の舞台となった。
現在WBAフライ級5位、IBF同級9位につける井岡はスタートからジャブで試合を組み立てるいつもどおりのボクシング。ひとまわり小さいカリージョは右をかぶせようとするがうまくいかない。井岡ペースで試合は始まった。
カリージョは2回から徐々にリングに慣れ、タイミングのいいジャブを当てたり、連打で井岡に襲い掛かったりするが、井岡は冷静だった。ジリジリとプレスを強め、上下に散らす攻撃の組み立てはさすが。特にボディブローがカリージョにダメージを与えるように思えた。
井岡は試合中盤を優勢に進めたが、カリージョも簡単には失速せず、井岡にアッパーやジャブをヒットさせるなどして対抗。井岡がチャンスとばかりに攻め込んでも、一歩も引かずに打ち返してガッツのあるところを見せる。
井岡は9、10回とカリージョを追い込んだが、前日「このチャンスを絶対につかむ」と燃えていたコロンビア人は最後までダウンを拒否。最終回は井岡と激しく打ち合って会場を盛り上げた。再起戦勝利の井岡は15勝9KO1敗。カリージョは15勝8KO3敗1分。
◇53kg8回戦
マルコム・ツニャカオ(真正)[負傷判定5回1分56秒3-0(50-46、49-46×2)]大塚隆太(18鴻巣)
日本S・フライ級6位の大塚はジャブを突きながら踏み込んでワンツー、フックを狙うが、WBC同級5位の元世界王者ツニャカオが動じることはなかった。懐の深いサウスポースタイルからカウンターで迎撃したり、ボディワークでいなしたり、さらにはいきなり左を打ち込んだりと、ベテランらしくキャリアの差を見せつける。大塚は5回、劣勢を挽回しようと半ば強引に前に出た。すると両者の頭がたびたびぶつかり、大塚は右目上部と鼻柱から出血。この傷が原因で試合は負傷判定となった。
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