11月1日米シカゴで3度目の防衛戦を予定するWBO世界バンタム級チャンピオン亀田和毅の試合を、ビッグマッチを手がける有料ケーブルTVショータイムが全米へ放送することになった。和毅の相手はWBO暫定王者アレハンドロ“パヤシート”エルナンデス（メキシコ）。会場はシカゴのイリノイ･シカゴ大学の構内にあるUICパビリオンが使用される。

　ライバル局のHBOとともにボクシング中継の代名詞といわれるショータイムの月例ファイトで和毅の試合が中継される運びとなった。ショータイムは7月、ラスベガスで行われた和毅のプンルアン・ソーシンユー（タイ）とのV2戦をPPV放送前のスペシャル番組で放送。鮮やかなKO勝利を飾った和毅の知名度を米国に浸透させる効果があった。

“ザ・ホームカミング”のキャッチフレーズがつけられたトリプルヘッダーで、亀田vsエルナンデス戦はセミファイナル扱いになるもよう。メインはシカゴをベースに戦うポーランド人アンドゼイ・フォンファラ（L･ヘビー級＝WBC王者スティーブンソンに挑戦）がドードー・ヌグンバ（コンゴ民主共和国）と10回戦。それでもメキシコ系住民が多いシカゴだけに“エル・メヒカニート”亀田とエルナンデスの一戦がメインに昇格する可能性もあるという。