20日（日本時間21日）米カリフォルニア州オークランドのオラクル・アリーナで挙行されるイベントの記者会見が18日、オークランド市内で開かれ、WBA世界S･ミドル級“スーパー”王者のアンドレ・ウォード（米）と対戦相手のポール・スミス（英）が出席した。試合は172ポンド契約のノンタイトル戦。

　プロモーターとの契約問題でもめたウォードはこれが実に19か月ぶりの試合。ウォードは「私は2年もの間リングにも立てず、ファンを喜ばせることができなかった。この間、励ましてくれたファンや家族に感謝したい。これは私のキャリアの最終章の始まりだ。最終章が何年続くのか、私にはわからない。でも新たなスタートに私は興奮している」とコメント。新たにロック・ネーション・スポーツと契約をかわし、ようやく手にしたリング復帰にやる気をみなぎらせた。

　35勝20KO5敗のスミスは2月にWBO･S･ミドル級王者アルツール・アブラハム（アルメニア＝ドイツ）との再戦に敗れて以来のリング。「これはビッグチャンス。土曜日には最高のパフォーマンスをしてみんなを驚かせる」とアップセットを予告した。

　試合はS･ミドル級（168ポンド）ではなく、172ポンド契約で行われる。アテネ五輪金メダリストで、27勝14KOといまだ無敗のウォードは19か月ぶりの試合というだけでなく、2012年、13年も1試合ずつしかファイトしていない。復調ぶりが注目される。Photo/BoxingScene.com