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ヒーロー辛勝、赤穂はKO勝ち

2010年8月30日 22時15分

 30日後楽園ホールには強打が売り物の2人が登場。メインのS・フェザー級8回戦では、日本同級7位の阪東ヒーロー(フォーラム)が元ランカーの中真光石(沖縄ワールドリング)に2-1判定勝ち。セミのS・フライ級8回戦では、日本同級1位の赤穂亮(横浜光)がタイのノーランカー、コラートレック・オーベンジャマスに4回1分6秒KO勝ちを飾った。
 ヒーローの豪快なインファイトを楽しみにしていたファンには期待外れだったかもしれないが、沖縄から呼ばれた中真も前戦で世界ランカーに敗れるまでは日本ランカーの常連で、簡単に強打の餌食になりはしない。前戦でケガをしてこれが13カ月ぶりのリング。アマ出身らしくジャブを多用してヒーローの強打を空転させた。一方のヒーローはミスも多かったが終始プレッシャーをかけ続け、中真に攻撃面の余裕を与えなかった。ジャッジはいずれも1点差で、山田77-76、浦谷77-76で阪東の勝ち。福地は逆に77-76で中真の勝ちとするスプリット・デシジョンだった。
 セミは赤穂のワンマンショー。初回にいきなりタイ選手に右クロスを決めてダウンさせた後、大振りミスもあったが、ジャブと左フックで一方的に攻め立てた。4回の左のダブルを顔からわき腹に打ち込むと、コラートレック顔をゆがめて崩れ落ち、10カウントを聞いた。赤穂はこれで15勝9KO2分。
写真上はコラートレックに10カウントを聞かせた赤穂。同下はヒーロー㊨-中真の最終回の打ち合いから。

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