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マルガリートのライセンス拒絶さる パッキアオ戦は?

2010年8月20日 21時14分

 米国カリフォルニア州コミッションにライセンス再発行を懇願していた元世界ウェルター級王者アントニオ・マルガリート(メキシコ)が18日(現地時間)同コミッションで開かれた公聴会に出頭。しかしコミッショナー6人による投票の結果、5-1で交付を拒否された。
 公聴会は5時間に及んだ。マルガリートは弁護士を通じて、昨年1月のモズリー戦で発覚した違法物混入バンデージ疑惑によるサスペンドを解くべき説明を繰り返したが、願いは叶わなかった。州の裁判官は、マルガリートが5月メキシコで行った復帰戦の前、カリフォルニア州内でスパーリングを行ったことが災いした、という見解を述べている。ただし、マルガリートのサスペンド期間は今年2月で切れており、判決は事実にそぐわないという見方もある。
 マルガリートと彼の陣営は先月、ネバダ州コミッションにライセンス発行を進言したが、同コミッションは「カリフォルニア州コミッションの判決に従う」との判断を下していた。今回の決定で11月13日に予定されるパッキアオ-マルガリート戦のラスベガス開催は消滅した。
 ただしマルガリートのボブ・アラム・プロモーター、パッキアオの代理人であるマイケル・コンツ氏とも、テキサス州がマルガリートのライセンス発行に好意的だと語っており、ダラスのカウボーイ・スタジアムでの開催が現実味を帯びてきた。
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