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ESPNがメイウェザーのファイトマネーを分析

2015年7月3日 18時46分

メイウェザー368億円、スポーツ選手長者番付ダントツ1位(ボクシングニュース)
メイウェザー
 フロイド・メイウェザー(米)が5月2日に行ったマニー・パッキャオ(フィリピン)との「世紀の一戦」で得たファイトマネーが2億2000万ドルから2億3000万ドルであることが明らかになったが、これを米スポーツ専門局のESPNが分析している。

 それによると、ネバダ州に居住しているメイウェザーの収入を2億2000万ドル(約270億円)とした場合、税金は8890ドル(スポーツ税理士の推計)。差し引きの1億3100万ドル(約161億円)がメイウェザーと彼の従業員に支払う金額となる。

 ここでポイントとなるのは、メイウェザーは自身のプロモーション会社を所有していることだという。たとえばパッキャオの場合であれば、契約するトップランク社の取り分が数千万ドルに上る可能性があるが、メイウェザーの場合はこれがない(というより自分の会社に入る)。つまりメイウェザーは税金以外に引かれる項目があまりないということだ。

 さらにメイウェザーは歴史上のスポーツ選手で最も多い16の商標を登録し、現在120を超える商標を申請中で、グッズの売り上げでもかなり稼いだという。同リポートは最後に2億2000万ドルを比較する事例を挙げ「これが36分間の労働。なんてすばらしいんだ」と締めくくっている。

・2億2000万ドルはMLBのロサンゼルス・ドジャースを除くすべてのプロスポーツチーム(NFL、NBA、NHL、MLB)の給与の総額を超えている
・2億2000万ドルはMLBで最も給与の高いクレイトン・カーショー(ドジャース)の7倍にあたる
・2億2000万ドルは2014年ブラジルワールドカップのスタジアム建設費、改修費を超えている
・2億2000万ドルは太平洋の島国キリバス共和国(人口10万人強)の国内総生産を超えている
・2億2000万ドルはマイケル・ジョーダンが現役時代に稼いだ額を超えている

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