王者山中、待望の強豪と対決! ビート8月号から
2015年7月16日 17時23分
2015年7月16日 17時02分
日本フライ級王座決定戦の前日計量が16日、都内のJBC(日本ボクシングコミッション)で行われ、同級元王者で現1位の粉川拓也(宮田)、同級2位斎藤洋輝(ワタナベ)ともに一発でクリアした。同級王座は前チャンピオンの村中優(フラッシュ赤羽)の計量失格によるはく奪のため、空位となっていた。
粉川は50.5キロで秤に乗った。昨年10月の前戦(久高寛之に判定勝ち)ではバンタム級の体重だったが、タイトル戦とあってしっかりと仕上げた様子。「食生活を見直して楽に落とすことができました」といい、10日前にも10ラウンドのスパーリングを敢行したという。「(斎藤は)うまいという印象。初回からバンバン打って、スパーのとおりやれれば勝てる」と自信をうかがわせた。
一方の斎藤も50.7キロとアンダーで合格。こちらも「ちょうどリミットに仕上げたつもりです」と良コンディションをアピールした。法政大学時代に一度全国大会の決勝の舞台を踏んでいるが、プロでタイトルマッチを戦うのは初めて。「不安あり、ワクワク感あり、です」。粉川について「自分より経験があって、上だと思います」と持ち上げつつ、「いい試合ができそう。自分の持ち味を出したい」とベルト奪取を目ざす。
またセミのS・フェザー級8回戦に出場する日本同級8位江藤伸悟(白井・具志堅S)は200グラム・アンダーの58.7キロでパス。相手のOPBF同級3位エドガルド・ガベハン(比)は1度目の計量で500グラム・オーバーだったが、サウナスーツを着て走り込み、2度目でパスした。江藤は「相手は体が大きそう」とガベハンの印象を語った。この試合に勝ってOPBFタイトル挑戦を狙っている。
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