WBC世界バンタム級チャンピオン山中慎介（帝拳）の9度目の防衛戦が決まった。相手は元WBA同級スーパー王者（現WBC3位）のアンセルモ・モレノ（パナマ）。王座12度防衛の記録を持つモレノは、かねて「強く名のある選手と戦いたい」アピールしてきたチャンピオンのプライドを満足させてくれる相手だ。山中本人も「統一戦のような気持ちですよ」とスイッチが入っている。

　山中が待ち望んだビッグな試合が決まった。
　9月22日に東京･大田区総合体育館で予定する時期防衛戦の相手にモレノが選ばれたのだ。本誌が店頭に並ぶ頃には正式発表されているはずで、挑戦者が誰かを知って驚いたファンも多いだろう。

　モレノはつい昨年まで山中のライバル王者として並立し、山中本人が戦ってみたい相手に名前を挙げたこともある選手。パヤノによもやの6回負傷判定負けで現在は無冠だが、山中をして「統一戦のような気持ち」と胸を張る好カードである。

　試合をまとめた本田明彦会長によると。今回も例によって上位から声をかけていき、そこで応じたのがモレノだったという。何とも大物が釣れたものだ……。

　記事の全文はボクシング･ビート8月号に掲載されています。全国の書店のほか、紙版、デジタル版ともに右の表紙バナーをクリックするとお買い求めになれます。