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石田順裕が引退式、ボクシング人生に悔いなし

2015年8月2日 23時26分

 ボクシング人生に悔いなし――。元WBA・S・ウェルター級暫定王者の石田順裕(グリーンツダ)が2日、大阪府立体育会館第2競技場のリングで引退式を行った。石田は4月に藤本京太郎(角海老宝石)の持つ日本ヘビー級王座に挑み、惜敗した後に引退を表明していた。

海外のリングでも大いに活躍した石田(中)

 この日は現役時代に2度対戦した元東洋3階級王者のクレイジー“タイガー”キムさんと3ラウンズのスパーリングを披露。「2度とも勝てず、目標だった」(石田)というキムさんに借りを返すつもりでパンチを繰り出したそうだ。

 スパーを終えて、石田はファンに「6歳からボクシングを始めて30年以上になります。長い間応援ありがとうございました」とあいさつ。客席から「よう頑張った!」との声が飛んだ。「今日は泣くと思っていましたが、泣く以上に第2の人生が楽しみです」と語ったは、すでに大阪・寝屋川市でアマチュアジムを開くことが決まっており、笑顔でリングに別れを告げた。

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