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最終戦まであと10日、パッキャオ公開練習で決意表明

2016年4月1日 11時20分

 米ラスベガスで4月9日(日本時間10日)にゴングとなる前WBO世界ウェルター級王者ティモシー・ブラッドリー(米)戦を最後に現役を引退すると公言している元世界6階級制覇王者マニー・パッキャオ(フィリピン)が3月30日、ロサンゼルスのワイルドカードジムで練習を公開。メディアのインタビューに応じた。

ローチ氏とのミット打ちも間もなく見納めか

 ラストファイトに向けてパッキャオは母国フィリピン、そしてフレディ―・ローチ・トレーナーのワイルドカードジムでトレーニングを積んできた。“世紀の対決”と言われた昨年5月のフロイド・メイウェザー(米)戦後に右肩の手術をしたパックマンは「肩は問題ない。いいスパーリングパートナーに恵まれ、いいトレーニングができた」と好調をアピール。「ブラッドリーは以前よりもよくなっていると思う。今回の一戦は過去2戦(1勝1敗)に対する質問の答えになるだろう」と完全決着に意欲を見せた。

 もっともブラッドリーとのラバーマッチは「新鮮味がない」との批判もあって、試合前の話題といえば、リング外のことばかり。同性愛者に対する差別的発言が大きな批判を浴び、ナイキからスポンサー契約を打ち切られた。立候補している5月9日のフィリピン上院議員選挙にあたっては、今回の試合が「選挙の不当宣伝にあたる」と他候補陣営からの異議申し立ても受けた(その後選挙管理委員会は試合を容認)。

 いわば逆風を浴びているパッキャオだが「こうしたことで私の気が散ることはない。私が関心を持っているのは、納得のいく勝利を飾り、間違いなくリングを去っていくことだ」と有終の美を飾るゆるぎない決意を口にしている。Photo/Top Rank

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