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屋富祖、知念ともタイ選手倒す 沖縄の試合結果

2010年6月14日 18時10分

 「琉球拳闘伝第9弾」が13日午後、沖縄県中城村民体育館で行われ、琉球ジムの2ホープがタイ選手をKO、TKOに撃退した。メインのフライ級8回戦に出場の屋富祖裕信は、タイ国S・フライ級王者スリヤー・チューワッタナと対戦。5回途中までほぼ互角の展開だったが、この回半ば近く、屋富祖の右一発でタイ王者もろくもダウンし、そのままKOとなった。タイムはこの回1分8秒。 屋富祖はキックから転向した、左リードとガードのよい好ボクサー。戦績を8勝6KO1敗2分とした。
 セミのL・フライ級8回戦には、昨年度全日本新人王敢闘賞を受けて脚光を浴びた知念勇樹が登場。タイのデンラッタブーム・チョープララームホックから初回1分過ぎ、右を強烈に決めてダウンを奪うと、すかさずラッシュ攻撃。右アッパーを多用した連打でたちまちを防戦一方に追い込み、レフェリーストップとなった(写真)。タイムは1分29秒
 知念は左拳を傷めていたこともあり、これが新人王獲得後の第1戦。「もっと強い相手かと思っていたのに……」と拍子抜けした様子だったが、右の強さはアッパー、ストレートとも飛び抜けている。これで8勝5KO負け知らず。
 ここ中城村は浜田剛史さんの出身地。この日は浜田さんも東京から駆けつけ、同じ沖縄出身の元世界王者、平仲信明さんとともにチャリティーサイン会に臨み、ファン・サービスに務めていた。サイン会の募金に加え、浜田さんの謝礼を含む金一封が、中城村の青少年育成事業の一助にと寄付され、リング上で浜田京介村長(浜田さんのいとこに当たる)に手渡された。

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