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亀田大×坂田戦は協栄ジムが落札

2010年5月8日 9時12分

 WBA(世界ボクシング協会)は4日(現地時間)ラスベガスでプロモーターが決まらない指名試合3試合の「入札」を行った。注目のフライ級は、王者亀田大毅(亀田)対元王者坂田健史(協栄)の指名戦で、予想通り坂田を擁する協栄プロモーション(協栄ジム)が落札し、試合の興行権を手に入れた。
 最低提示額8万ドルとされたこの試合の入札には、協栄ジム金平桂一郎会長が参加。一方の亀田側は五十嵐紀行・亀田ジム会長、亀田史郎・亀田プロモーション社長とも日本ボクシングコミッションによりサスペンドされていることから参加せず。代わりに、メキシコのプロモーターが代理人として参加した。入札の結果、協栄プロモーションは31万5千ドル(約3000万円)を提示して落札。亀田側の代理人とみられるメキシコ人プロモーターは、WBAの入札参加条件を満たしていなかったため、正式に入札できなかったという。
 この結果、亀田-坂田戦のプロモート権を得た協栄プロモーションは7月24日か25日、もしくは31日に試合を行いたいとしている。亀田側は現在ファイトマネーの未払いを訴えて協栄ジム側を相手どって裁判中であり、当事者である協栄側とやることはないと断言してきたが、このままではタイトルのはく奪の可能性も出ており、決断が迫られる。帰国の金平会長によると、24日までに意思表示する必要があるとのことだ。
 なお、世界選手権規則により、落札額の31万ドルは、両選手の試合報酬となり、75%がチャンピオンの亀田大毅に、残りの25%が挑戦者という配分になっている。

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